株式会社シルフィードが試作中の「pepper(ペッパー)専用ケース」をレビューしてみた。
先日、株式会社シルフィードが試作中の「pepper用専用ケース」を調べてみたというのを書いてみました。
その現物がロボットスタートに届いたので、いろいろ見てみたり、いじってみたりしたレビューをお伝えします。
なお、こちらのケースと台車は試作品のため、製品時には仕様が変更になる可能性がございますので、ご注意を。
シルフィード製ケースは、「箱」と「台車(別売)」がセットになっています。それぞれ以下のサイズとなります。
箱 120cm(高さ) x 61cm(幅) x 50cm(奥行き)
台車 15.5cm(高さ) x 67.5cm(幅) x 54cm(奥行き)
ちなみに、純正ケース(ダンボール)は以下のサイズです。
139cm(高さ) x 58cm(幅) x 58cm(奥行き)
Pepperとシルフィード製ケースです。横のpepperは腰が曲がっている姿勢です。
中を開けるためには、蓋のこのネジをコインなどで回して開けます。こちらは製品版では大きいつまみに変更の予定です。
pepperを入れる部分には、1からpepperを型取りしたウレタンを使っており、3点の要所で支えています。蓋の裏には付属品を置くことのできるスペースもあります。
pepperを入れる時には、ホコリや傷からの保護のためこの袋に収納して入れます。pepper格納時に、頭は起こした状態でケースに入れます。
輸送時にpepperがずれてしまわないよう、ベルトで固定します。
移動時に便利な台車です。ケースの大きさに合わせて作られてますので、ジャストフィットします。pepperは30キロ弱あるので、この台車で移動が相当楽になりそうです。
つい先日、台車のニューバージョンが完成しました。直接ケース下部に脱着ができるようになり、タイヤをロックするとタイヤの向きも固定されますのでかちっと固定されます。
以下の写真ではまだ固定していませんが、最終的にはボルトで固定できるようにし、必要無いときには簡単に外せるようにする予定です。販売価格調整中ですが、このバージョンも最終的に販売する予定です。
純正ケースとの比較です。シルフィード製ケースの高さは120cm、純正ケースは139cm。高さが小さくなっていて、持ち運びに便利です。
それぞれにpepperを入れてみました。こう見ても、明らかにシルフィード製ケースの方が小型です。
ケースのサイズは、もともと日産セレナに立てて積載できるように考えて作られました。そのため、バックドア開口部の高さが120cm以上の
ミニバン等の車両であれば立てた状態で積載可能です。
また横にして(寝かせる状態)も運べるようにはつくられているので120cm以上の荷室があれば積載可能です。
ケースは現在製品版に向けて作成中です。
pepperを少しでも運びやすくしたい方、最初にpepperが入っていたダンボールを回収されてしまった方、ダンボールがもうクタクタになってしまった方などにオススメのケースです。
価格は、以下を予定しております。
専用ケース本体 99,800円(税別) *配送料は別途です
台車 15,000円(税別) *配送料は別途です
こちらのケースについてのお問い合わせは、株式会社シルフィードまで。
▽株式会社シルフィード
https://pepper.plus/
(こちらのケースと台車は試作品のため、製品時には仕様が変更になる可能性がございますのでご注意を。)
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。