【声は大事】『VoiceText ERICA(エリカ)』を調べてみたよ! 【HOYA】
コミュニケーションには話すことが重要。そして話すためには声が必要。ロボットで声を出すためには音声合成ソフトが大切です。カワイイロボットなのにダミ声だった嫌ですよね…。
Pepperに関しては、以前の記事で『AITalk』を使っているということを書きました。
こちらもよく使われているの音声合成ソフトが『VoiceText』シリーズの新製品が、この『VoiceText ERICA』(以下『ERICA』)です。
プレスリリースを見ますと
VoiceText ERICAは、国立研究開発法人科学技術振興機構の戦略的創生研究推進事業ERATO石黒共生ヒューマンロボットインタラクションプロジェクトにおいて開発されたアンドロイド「ERICA」の声として搭載するべく、石黒共生ヒューマンロボットインタラクションプロジェクト、京都大学、HOYAサービスの3者により共同で開発された音声合成ソフトウェアです。
力入っていますね。
ちなみに、「BOCCO」にも『VoiceText』の『HARUKA』のWebAPIが利用されているということ。
もっと馴染みがあるのは、テレビ東京の番組『モヤモヤさまぁ~ず2』のナレーションもこの『VoiceText』の『SHOW』が担当しています。
話が脱線してみましたが、『ERICA』は何が凄いのでしょうか?
対話の場面に応じて最適な口調で喋る、笑い声や相槌を自然な感じで挟む、といった従来の音声合成ソフトウェアでは難しかった表現を可能にする新しい技術の開発に取り組み、搭載いたしました。
うーん、正直今ひとつピンときません。
なので、そんな時は実際に聞いていみれば良いのです。
先ほどのトップページだと、各キャラクター毎に試せるようになっています。
まずは「こんにちは」と喋らせてみます。
『ERICA』を聴くと違和感はありませんが、徐々に右側にいってお馴染みの『SHOW』だと、ぜんぜん違うことが分かります!!
速さや、大きさ、声の高さなども自由に変えることが出来ます!
もちろん、アクセントの調整なども可能となっています。
「彼氏」と「カレシ」、前者は「かれし」と平坦ですが、後者は「か↑れし」と頭があがりますよね。そんな時はタグを使って変化させることができます。
アクセントのみならず、言葉の間(ポーズ)時間、語尾の上げ下げなども調子が出来るようになっています。
とはいえ、まだ言葉の間にギャップ的な所があったり、何となくアクセントが気持ち悪い部分があったりするのですが、キャラクター毎に比べて聴くと技術の進歩というのがハッキリ分かってきます。
声の調整って、恐らくデベロッパーが苦労するところの一つ。完全に自由化は出来ないと思いますが、技術の進歩で少しは楽できる日が来ればいいなと思っています。
※上記はWebでのデモンストレーションを元に書いておりますので、製品版とは異なる部分が可能性があります。