DMM、PwC、ハウステンボス3社でスマートロボットの実証実験を開始。4月から展示ロボットの公募も

株式会社 DMM.com(本社:東京都渋谷区、代表取締役:松栄 立也、 以下、DMM.com)、PwC コンサルティング合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役:鹿島 章、以下、PwC)、ハウステンボス株式会社(本社:長崎県佐世保市、代表取締役社長:澤田 秀雄、以下、ハウステンボス)は、本日3月31日、日本最大規模のテーマパーク「ハウステンボス」内でスマートロボットの実証実験を開始することを発表した。

3 社は、2015年9月期実績で年間来場者約310万人を誇るハウステンボスを「ロボット実証実験の場」と見立て、来場者と市場投入前の新作ロボットが触れ合える機会を創出する。PwC およびDMM.com は広くロボットメーカーに出展を呼びかけ、来場者のニーズに合ったロボットを選定し、現場への導入、ユーザー動向の把握、分析・評価を行っていく。ハウステンボスは、エンターテイメント、接客、移動サポートなど、さまざまな特徴を持ったロボットを園内各所に配置し、今後のパークづくりにおけるロボット活用の可能性を検討していく。

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協業のイメージ

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展示から市場提供までの流れ

PwC は実証実験の結果をロボットメーカーにフィードバックし、機能改善や事業化検討をサポート。市場導入が決まった際には、DMM.com が、ロボティクス部「DMM.make ROBOTS」で培ったロボット開発のノウハウと販売プラットフォームを活用し、仕様検討ならびに量産販売を支援していく。

DMM.com は、コミュニケーションロボットの市場浸透を目指し、2015 年 4 月からロボットキャリア事業を、PwCは、2015 年 11 月よりロボットを活用したイノベーションを目指す企業向けにコンサルティングサービスをそれぞれ開始している。ハウステンボスではすでに、メインスタッフがロボットの「変なホテル」をはじめ、園内にロボットを配置し、来場者にわくわく感を提供する試みを始めており、今年7月には、料理長がロボットの「変なレストラン」や体験型ミュージアム&ショップ「ロボットの館」などで構成する複合施設「ロボットの王国」をオープンさせることも計画している。3社は、その「ロボットの王国」の展示運営にも共同で取り組む予定だ。

4月上旬〜5月中旬にかけてロボットメーカーの公募を行う予定で、5月下旬には展示ロボットの選定を済ませるとしている。

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望月 亮輔

1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。

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