【金色】ロボットスタートが世界初のプロトコル・ロボット「C3-PP」の販売を発表【4月1日】
ロボットビジネスを専門に行うロボットスタート株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中橋 義博)が、 新事業としてディープラーニングを活用した世界初の人間=ロボット間のリアルタイムAI通訳システムを搭載したプロトコル・ロボット「C3-PP」を開発し、年内の国内販売に向けて、2016年4月1日開催の定時株主総会に付議することを決議したと発表した。
ロボットスタートによれば、この度発表したプロトコル・ロボット「C3-PP」は、バーバルコミュニケーションロボット及びノンバーバルコミュニケーションロボットの発生した音声・サウンドを聞き取り、人間が理解できる言葉に置き換えて発声するシステムを実装している。あらゆるロボットとの会話がスムーズにいくことを目指して開発された。純金筐体であるにも関わらず、初期ロットの提供予定価格が 19.8億円(税別) というから驚きだ。
今回のプロトタイプは3-PP型と呼ばれるタイプで、ヒューマノイド型の筐体内部に音声認識エンジン・ディープラーニングによる翻訳エンジン、音声合成エンジンをパッケージとして組み込んだもの。ロボットスタートによれば、「放熱性を考慮した純金筐体(24金)を採用した」とのこと。
現在主流のバーバルコミュニケーションロボットとは設計思想の異なるノンバーバルコミュニケーションを狙ったロボットが今後多数登場することが予想されており、先日当媒体で掲載した「Pepperの父・林要氏による新ロボット会社「GROOVE X」の独占インタビュー記事」でも明らかにされた通り、8割の方々がノンバーバルなコミュニケーションロボットが好きだという調査結果もでている。
ロボットスタートは「このノンバーバルなロボットのコミュニケーションを補完する意味で、新しい人型のバーバルコミュニケーションロボット=プロトコル・ロボットの存在意義がある」と話す。
リアルタイムAIシステムの詳細
ロボットが発声した音声・サウンドデータ(ノンバーバル・バーバル問わず)を入力値として、メタ解析エンジンを通じてタグ付け形式で情報を理解。形態素解析の結果を元に入力値の持つ、意味・感情・状況をタグ形式で推測理解する。具体的には形態素解析にて得られた文脈情報を元に、文章のカテゴリ(あいさつ、雑談、質問等・・・)、ポジティブ/ネガティブの判断、情報の感情指数(喜怒哀楽を各項目パラメータmax100で表す)をタグ形式で取得する。
続いて一般思考エンジンを使ってメタ解析エンジンで取得したメタタグ情報を考慮して、人間の分かる文章に変換。変換時にロボットスタート・ディープラーニング・エンジンの会話辞書へ確認を行い、ロボットスタート・ディープラーニング・エンジンの返答が妥当であれば、その返答内容を発声させる仕組みとなっている。
今プロジェクトの必要な投資額については、すでにプロトタイプの開発が完了しているため「新たな投資は必要としていない」と述べており、予算に与える影響については、判明し次第公表する予定だ。
同社によれば、将来的には600万を越える「ロボット語」「宇宙言語」への対応を目指しているものの、ドロイド系のロボットや、国産の有名な犬型ロボット、また「GROOVE X」の新ロボットへの対応から随時進めていく計画。
搭載されているディープラーニングは、昨年Googleがオープンソースとして公開した「TensorFlow」を採用している。
スターウォーズに登場する「C-3PO」と同様に片足が銀色である理由について、「銀は室温における電気伝導率と熱伝導率が金属中で最大であり、バッテリー内蔵部分に配置することで放熱性を高める効果が強いため採用いたしました。また全身を24金にするよりも製造原価を下げて皆様にリーズナブルな価格でご提供できると考えています」と語っている。
「C3-PP」は、C=「Communication」、3=「3rd Project」、PP=「People Protocol」の略で、意味的には「人とコミュニケーションするロボットスタート3弾目のプロジェクト」であることを示している。
なお、ミレニアム・ファルコンの操縦はできない。
▽ Special Thanks
「CARAPP社( http://www.carapp.jp/ )」
▽ プレスリリース
「robot start( http://robotstart.co.jp/press )」
※本日はエイプリルフールです。よい1日をお過ごし下さい。