「コミュニケーションロボット」導入企業と未導入企業、期待値の隔たりが課題。クロス・マーケティング調査

株式会社クロス・マーケティングは、「コミュニケーションロボットによる接客に関する調査」を実施したことを発表。本日、調査結果を公開した。

同調査によれば、コミュニケーションロボットによる接客を体験したことがある人は全体の7%で、そのうちの67%がコミュニケーションロボットの接客を「楽しい」と回答し、49%が「親しみやすい」と回答している。


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「コミュニケーションロボットによる接客」に関する調査:コミュニケーションロボットの接客を導入している企業のイメージ

また、コミュニケーションロボットを接客に導入している企業は、「意欲がある・チャレンジ精神がある(57%)」という前向きなブランドイメージを持たれる傾向にあることも同調査によって示されている。

調査全体としては、コミュニケーションロボットに対する前向きな意見も多く集まった一方で、導入済み企業と未導入企業の間には、ロボットに感じるメリット・デメリットに大きな隔たりがあることも確認できる。


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「コミュニケーションロボットによる接客」に関する調査:導入したい理由、導入済みの人が感じているメリット

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「コミュニケーションロボットによる接客」に関する調査:導入したいと思わない理由、導入済みの人が感じているデメリット

未導入企業はコミュニケーションロボットのメリットに対する期待が大きく、導入企業では「実際は来客が遊び半分で利用して終わってしまう」、「コストやメンテナンス部分で、思ったよりも大変・・・」という気持ちが見える。これは、コミュニケーションロボットが抱える大きな課題といえるだろう。

今回の調査は、一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に在住する20歳~79歳の男女1,200名を対象にネット調査によって実施された。調査結果の詳細は、以下のリンク先から無料でダウンロードが可能(要登録)。

「コミュニケーションロボットによる接客」に関する調査」
http://www.cross-m.co.jp/report/rb20160531/


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望月 亮輔

1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。

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