公立はこだて未来大学松原研究所と、TIS、エルブズが漫画を使ったAI対話の共同研究を開始
公立はこだて未来大学 複雑系知能学科 松原研究室(以下 松原研究室)、TIS株式会社(以下 TIS)、株式会社エルブズ(以下 エルブズ)は、「マンガからの対話辞書、シナリオ抽出に関する研究」(以下「マンガシナリオ生成に関する研究」)および「AIを使った対話にける対話破綻検知に関する研究」(以下「対話破綻検知に関する研究」)の共同研究を開始したことを発表した。
「マンガシナリオ生成に関する研究」では、一般に流通しているマンガやアニメの脚本から、対話辞書、シナリオなどを抽出し、AIによる対話システムに適用することを目指す。この背景に、AIによる対話システムには対話辞書、シナリオの作成が必要であり、これらを新規作成することは多額なコストが発生するという課題がある。
本研究によって比較的低コストで、高品質な対話辞書、シナリオの大量生産の実現を目指す。
「対話破綻検知に関する研究」では、現状におけるAIの問題点の1つとしてあげられる対話の破綻を事前に検知し、よりスムーズな人間らしい対話手法の研究を行う。
今回取り組みを行う、松原研究所はAI関連技術の研究においてトップレベルの知見・実績を持ち、TISは自然言語処理の研究実績および実装技術を保有しAIとエンタープライズシステムの連携実用を目指す。また、エルブズはTISが出資しており、社会性エージェントを活用した高齢者向けコミュニケーションツールの実用化を目指す。
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。