ロボット掃除機ルンバ用スマホアプリが機能向上「Mapレポート」「Amazon Alexa(米国のみ)」に対応へ

アイロボット日本総代理店セールス・オンデマンドが、ロボット掃除機ルンバ向けスマホアプリ「iRobot HOME」をバージョンアップし、新機能を追加したことを発表した。



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Photo: iRobot

iRobot HOMEアプリは、ロボット掃除機の清掃設定のカスタマイズ、ユーザーのニーズに合わせたメンテナンスのアドバイス、サービスセンターへの直接アクセスなどの機能を持つアプリ。対応するルンバは、「ルンバ900シリーズ」となっている。以下今回追加された新機能についてみていく。




新機能 Clean Mapレポート

新機能の「Clean Map レポート」は、ロボット掃除機が清掃終了後に家のマップが作成され、最大で過去30回分まで実際に清掃を行った全てのエリアや時間が一目で分かり、汚れやゴミが多かった場所をマップ上で確認することができるというもの。



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Photo: iRobot

地図上、特に汚れやゴミが多かった場所では、重点的に清掃を行うという。



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Photo: iRobot

また、今回のバージョンアップにより、ルンバの清掃完了など、清掃状況をプッシュ通知にて受け取ることができるようになった。




新機能 Amazon Alexaとの連携

米国アイロボット社プレスリリースでは、さらなる新機能が発表されている。

Amazon Alexaへの対応だ。簡単な音声起動コマンド、例えば「Alexa、ルンバに清掃させて」などと伝えることで掃除の開始、停止、一時停止などを制御できる。ルンバ向けAlexaスキルは、2017年第2四半期に米国のストアで公開されるという。



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Photo: iRobot

非常に残念なことだが、このAlexa対応は米国のみの提供となっており、日本国内への導入は正規代理店がオフィシャルに「導入未定」と発表している。


僕はこう思った:
英語でもいいから、Amazon Alexa対応ルンバを国内で使えるようにして欲しいところですが、そもそもAmazon Echo自体が日本で技適不適合のため使えない状態では、どうにもならないですよね・・・。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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