最新フラッグシップスマートフォン「HTC U11」はAlexaとGoogle Assistantを搭載!

スマートフォンにAI音声アシスタントを搭載する動きが加速している。今回お伝えするのはHTCの最新フラッグシップスマートフォン「HTC U11」だ。このデバイスは驚くべきことに、3種類の音声アシスタントが搭載されているのだ。




HTC U11のAIアシスタント



Photo: HTC

米国向けのHTC U11には、音声アシスタントにAmazon Alexa、そしてGoogle Assistantが採用された。それに付け加えてHTC独自の「HTC センス・コンパニオン」が搭載されているので、3種類のAIを活用したアシスタント機能があることになる。


HTC U11はAndroidベースのスマートフォンなので、Google Assistantが実装されるのは自然な流れだが、そこにあえてAmazon Alexaを追加して搭載する理由はなんだろうか。Alexaスキルが数多く開発されていること、自宅でAlexaデバイスを使っているユーザーにとってもAlexaの音声コマンドは慣れ親しんていることなどが背景にあるのだと思われる。



Photo: HTC

ただし日本向けのHTC U11は、現状では日本語版Alexaがないため現在は実装されておらず、Alexa日本語対応後にソフトウェアアップデートで対応される予定だ。また、Google Assistantも日本語版ではGoogle Nowに置き換えられて実装されている。早く日本語版のAI音声アシスタントのリリースが望まれるのは言うまでもない。





スマートフォンと音声アシスタントの最新動向まとめ

直近でのスマートフォンと音声アシスタントの動きを以下にまとめた。

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Hauwei、モトローラはAlexaを採用、サムスンは自社のBixbyを開発、そして今回HTCはAkexa、Google Assistant+自社アシスタントという全方位の戦略を採用。今後のスマートフォン+音声アシスタントの動向も目が離せそうにない。


僕はこう思った:

ユーザーの好みのアシスタントを使う時代になるのかもしれませんね。好きなブラウザを選んで使っているような感じで。




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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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