スマートスピーカーを購入する際に最も重視するのは「価格」- 米調査会社の市場調査で
2017年6月16日
By 北構 武憲
米国の調査会社Morning Consultが行ったスマートスピーカーに関する市場調査の結果を紹介する。調査期間は6月8日から12日まで。
調査対象2,200人のうち、既にAmazon echoを持つのは8%、Google Homeを持つのは6%だ。スマートフォンとしてiPhoneを持つ人は32%の属性となっている。
スマートスピーカーを購入する際、最も重視するもの1つだけを選んだ際の結果は以下の通りとなった。
Morning Consult調べ
重要視するのは価格が30%と最も多く、次いで音声認識精度14%、スマートフォンなどとの互換性14%。価格が音声認識精度の2倍以上重視された結果となった。最も低いのはスピーカーの見た目で2%だった。
以前ロボスタでもレポートしたが、すでにスマートスピーカーの販売を行っているAmazon echo、Google Homeは適宜価格を下げ、それぞれ179.99ドル、109.00ドルと現時点で低価格となっている。
先日は、AmazonがEchoシリーズのEcho Dotが39.99ドルに値下げし、低価格化が加速している。
(左)Echo Dot、(右)Amazon echo
また、Appleが発表したスマートスピーカーHomePodは349ドルと、Amazon echo、Google Homeと比べてかなり割高の設定だ。Appleはスピーカー性能を重視し、高価格高性能の戦略を打ち出した格好だが、市場にどう評価されるかを注目したい。
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。