ロボットの即興謎かけ漫才「サリーと教授」がすごい!M-1グランプリ2回戦に登場
2017年10月11日
By 北構 武憲
M-1グランプリ2回戦にNAOを相方に漫才を行う「サリーと教授」が登場しました。
ロボットとの漫才と言えば、Pepperを相方にして漫才を行うペッパーズやPepper2台で漫才を行うダブルペッパーを過去に紹介しましたが、今回紹介するサリーと教授のロボットはNAO。
「教授」の本職はその名の通り大学教授であり松竹芸能にも所属、過去にはNAOを使ったロボット漫才で「あらびき団」に出演したこともあります。
今回のM-1グランプリ2回戦では、客席から「スカイツリー」や「お笑い」などのお題をもらいNAOが即興で謎かけを行うというもの。教授がお題をNAOに話しかけるとスラスラと謎かけを答えるNAO君。客席からも驚きの声が出るくらいすばらしいものでした。
今回の漫才はどのように実現させたのか、わっしー教授から詳しいコメントをいただきました。
今回の漫才はC++で作ったNAOqi用の自作のライブラリをいくつか読み込ませ、それと、1800行くらいのALDialog用のQiChatのプログラムを連動させています。本当はもっと動作や色々コントロールできて面白いのですが、ネタ尺3分という制約の関係で、今回のようなものにとどめています。
Choregrapheは使わずHTML5仕様の自作コントローラーで、先のライブラリを経由してNAOの動作を制御しました。この自作コントローラーはスマホからでもパソコンからでも、ネットとブラウザがあればロボットを動かせます。
QiChatの巨大な対話プログラムは、手書き不可能なので、それ用のJAVAソフトを作成して、それに書かせています。
Choregrapheは使わずHTML5仕様の自作コントローラーで、先のライブラリを経由してNAOの動作を制御しました。この自作コントローラーはスマホからでもパソコンからでも、ネットとブラウザがあればロボットを動かせます。
QiChatの巨大な対話プログラムは、手書き不可能なので、それ用のJAVAソフトを作成して、それに書かせています。
結果としては、残念ながらM-1グランプリ2回戦は突破出来ませんでしたが、機会があれば「サリーと教授」の漫才をご覧になることをオススメします。NAOくんとの謎かけで驚きとともに笑顔になる体験が出来ることでしょう。
ちなみに、R-1グランプリでは足だけのロボットで参加を予定しているそうです。こちらもどういうお笑いネタが出てくるのか、楽しみです。
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。