火炎放射でサンドイッチを作る【Maker Faire Tokyo 2014 ①】


MakerによるMakerのためのイベント

11月23日〜24日、東京ビッグサイトにて『Maker Faire Tokyo 2014』が開催されました!

メーカーフェアは、コンピューター技術者向けの専門書などを発行する出版社のオライリー・ジャパンが主催する「Maker(作り手)」たちの発表の場、交流の場で、前身のMTM(Make:Tokyo Meeting)から数えて今回が10回目の開催となりました。

今年のメーカーフェアにはテクノロジーを自由な発想で使いこなす「Maker」たちが約300組集い、ロボットや最新の3Dプリンタ、レーザーカッター等のパーソナルファブリケーション技術から、電子工作、航空・宇宙関係、自作楽器、クラフト、リユース等幅広い展示、実演がおこなわれました。

その中でも個人的に発想が印象的だった出品物やイベントをご紹介していきたいと思います。

火炎放射で調理!ホットサンドロボット(Made By 山田社長)

ロボット3体が火炎放射器を使ってホットサンドを焼く!という斬新すぎる発想のこのロボット。制作者はなんと若干20歳の青年『山田社長』です!(制作は19歳のとき)

真ん中のプレートにパンをセットすると、各ロボットが連携し、両側から火炎放射を浴びせることによりパンが焼かれるという仕組み。どうして作ろうと思ったのか? と尋ねてみると、「アイディアが浮かんだから」という素晴らしく単純な理由が返ってきました(笑) プログラミングやハード製作はほぼ独学とのこと。

残念ながら、会場では放電や火の使用が認められておらず、ホットサンドの調理はおこなわれておりませんでしたが、ロボットの簡単な動きが披露されており愛らしい見た目も相まって多くの来場者がブース前で足を止めていました。

ニコニコ動画での再生数は10万回を超えていますが、世界中でシェアされてもおかしくない程、破壊力がある作品だと思います。Youtube版を載せておきますので、是非一度ご覧になってみてください。



ちょっとした頷きなど、細かい動作が光ります。(笑)
本人いわく、こういった細かな点にかなりこだわっているのだそうです。

また、山田社長は前日に作ったという『LINE受信ロボットパーカー』を着用していました!



構造はLINEを受信したらロボットが変な声を出して教えてくれるというもの。作りは難しくありませんが、デザインと発想が最高です!(笑)

その他にもホットサンドロボットの前身である焼肉ロボットなどの一風変わった作品が公開されています。
皆さんも、動画をたくさんシェアして、20歳の色んな意味で熱いこの青年を応援してあげてください!

▽ ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/user/24454110/video
▽ YouTube
https://www.youtube.com/user/yamadasyatyou/videos

Maker Faire Tokyo ② へ続く

ABOUT THE AUTHOR / 

望月 亮輔

1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。

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