「昔はお節介なおばちゃんっていたよね…。」 – みまもりPepper
アプリタイトル:みまもりPepper
デベロッパー:team.mimamori
対象機種:pepper
少し前までは、近所のお節介おばちゃんが「◯◯ちゃんどこに行くの?」とか「◯◯ちゃん早く帰りなさい」とか気にかけてくれて、そのおばちゃんに聞けばご近所さんの状況が大体分かってしまうことが間々ありました。よく考えたらそうやってご近所同士で見守っていただんだなと思うわけです。しかし、最近はそんなことをすると警察に通報されかねないという世知辛い世の中になってしまいました…。
さて、今回はpepper app challenge 2015の決勝進出作品、特別賞を受賞したteam mimamoriさんによる「みまもりPepper」をご紹介します。
このアプリですが、以前ご紹介した「にんにんPepper」に近い作りの様に見えますが「にんにんPepper」は生活のリズムを付けることで認知症の進行を遅らせるというのを主題に置かれているのに対し、この「みまもりPepper」は今の行動を「見守るって報告する」ということが主題となっています。
実際にPepperでの活用イメージは動画をご覧ください。
[iframe src=”https://www.youtube.com/embed/cj_v0UCqha0″ width=700 height=”466″]
1のキーボードを打たずにメールの受信・確認・返信が出来るのも魅力的なのですが、見守りという点ではやはり2の「元気ないかもお知らせ機能」と3の「お出かけ連絡」でしょう。
象印マホービンがポットがポットの使用状況をメール送信することで見守りが出来る「みまもりホットラインi-PoT」(http://www.mimamori.net/)というサービスを提供していますが、それをもう一段発展させたらこの「元気ないかもお知らせ機能」になるのではと思ってしまいます。ただメールだけではなく、Pepperのカメラ機能で写真を送ればもっと状況把握がしやすくなりますし。
また、「お出かけ連絡機能」も「帰ってこないよ不安機能」がセットになっているので、(動画では)2時間後なので、万一徘徊してしまったとしても、ある程度探す範囲も絞られるのではないでしょうか。
お節介おばちゃんが多かった時代は、ご近所のお年寄りを最近外で見かけなかったら「お茶飲みに来た」と言いつつ家を訪ねたり、道を歩いていたら声をかけて家族に連絡してくれたりしてくれたんですけど、その役割をPepperが担う時代になるんでしょうかね…。