「2015 Engadget例大祭」独断と偏見レポート (ステマは無いよ)~後編 #egfes
前編からの続きとなります。
会場の奥に進むと「フューチャーラウンジ」に。
先ずは明和電機さんが作ったガジェットが色々と展示されていました。
その中でも注目だったのが東京マラソンで注目(?)された「ウェアラブルトマト」。肩に背負って走りながらトマトを補給できると言うと画期的なウェアラブルガジェットです。(実際の東京マラソンはレギュレーションに合う小型版で5km出場したそうです)その実物が展示されていました。
また、ロボット同士初の結婚「ロボ婚」を挙げる、 新郎「フロイスロボ」と新婦「ロボリン」が仲良く並んでいました。
ここで注目するロボットを発見。
テレビ鑑賞を一緒に楽しんでくれるという「べゼリー」。テレビのベゼル(縁)に置くことが出来るということで、「べゼリー」という名前が付いたこのロボットは、テレビの音声出力に接続して音に反応して動いたり、周りの音を拾って反応してくれます。
「べゼリー」は基本的には音声を反応する機能のみですが、Raspberry Piなどを組み合わせたら、ちょっと面白い事が出来そうなデバイスです。もしかしたら改めてレポートをさせて頂けるかもなので、ちょっとだけ期待してみてください。
屋上に上がると「第3回クアッドコプター選手権」が開催されていました。
3回目の今回は、実際に医療機材をクアッドコプターで運搬するという設定で様々な障害物を避けてクアッドコプターの操縦技術とクアッドコプターの装備を競うというものです。暑い中でしたが数多くの観客の方がクアッドコプターの動きに一喜一憂していました。
昨今色々な事が言われていますが、規制だけするのではなく上手く利用できる様にライセンスや技術の向上が出来る施設などが必要じゃないかと思いました。
さて、色々見てきましたが最後は元月刊アスキー編集長の遠藤諭さんのトークセッション「諭(さとし)の部屋」を拝聴してきました。テーマは「教えてディープラーニング」ということで、未踏スーパークリエイターで東京大学大学院時代にグノシーを共同開発し、現在はBIエンジニアとしてニュースキュレーションのロジックやデータ分析を行っている吉田宏司さんを招いて、遠藤さんが吉田さんに教えてもらう形で進むトークセッションでした。
その中で、いま一番熱い問題の一つ「2045年問題」(2045年に人工知能が人間の知能を上まるという技術的特異点(シンギュラリティ)が起こるという問題)について、吉田さんは「(大学院の先生だったので言いたくないが)盛り上がらせる為に言ってるのではないか?」という分析でした。特に今の段階の人工知能は人間を取って代わるものではなく、ちょっと人手が少なくなる程度のものだとのこと。また人工知能を試す「チューリングテスト」にしてもコンピューターの発展で「ズルが出来るようになってきた」と指摘して、そもそも現在でテストの有益性にも疑問を投げかけていて、それよりもウェアラブルデバイスから獲得したビッグデータを用いて病気などの確率を求めて対処する様になる可能性を語っていました。
また、遠藤さんは恐竜が鳥に進化した様にスマートフォンがドローンになって加速度的に進化をして人工知能が載ってくるのではと考えているとのことでした。
この辺りは人によって、キャッチアップしているテクノロジーによって色々な考え方があるので、難しい問題だとは思いますが人工知能の新しいステージに入ったのは間違いと思うトークセッションでした。
他にもRICOHさんが出している、全天球カメラの「THETA」が良いなぁって思いました。
全天球カメラが35,000円だなんて3年前では信じられないですよ。当時は海外製のものが100万円クラスでしたし…。テクノロジーの進化には目を見張ります!!
ロボット掃除機といえばルンバですが、偶然の賜物ですがiRobotのルンバとdysonのロボット掃除機のツーショットを撮ることが出来ました。いいなぁ、やっぱりロボット掃除機欲しいなぁ。
ガジェット好きとしては、次回の例大祭も楽しみです!
以上レポートをお送りしました!!