「コンテンツ東京2015」にはロボットがたくさん!
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7月1日〜3日にかけて、東京ビッグサイトにて開催中の「コンテンツ東京2015」にて、複数のロボットが展示されていましたのでまとめてご紹介します!
クリエイターEXPO、キャラクター&ブランドライセンス展、プロダクションEXPO、制作・配信ソリューション展、コンテンツマーケティングEXPO、先端コンテンツ技術展の6つの領域からなる総合国際展。今年は1330社が出展をしている。
12体のロビによるダンス!
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デアゴスティーニ・ジャパンのブースには12体のロビが待ち構えていました。ロビはいつ見ても可愛いですね!
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デアゴスティーニから発行されている「週刊ロビ」を通じて、今年の7月までに約10万台のロビが全国のご家庭で完成する見込みのロビ。デアゴスティーニはこれまでに185種類もの定期購読商品を世に送り出してきましたが、その中でもロビが初版発行部数第1位を誇るそうです。それだけロビのコンテンツ力が際立っているということなのかもしれませんね。
ロビ12体によるロボットウェーブがおこなわれました!
続けてロビ12体によるロボットダンス
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ロビは従来のロボット商品(デアゴスティーニ社製)の中でも圧倒的に女性からの支持を有しており、女性の購入者が全体の約25%を占めています。ロボットというと男性が欲しがるイメージですが、ロビの場合はその見た目の可愛さから女性の支持を集めやすいのかもしれないですね。今回のコンテンツ東京2015では、ロビのキャラクターを活かした事業展開を模索するため、ロビのキャラクターを国内外にアピールする狙い。実際に国内企業だけでなくアジア圏の企業からも多く引き合いがあったようですので、今後は様々な分野に活躍の場を拡げていくのかもしれないですね!
Pepperの集客効果を実感
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Pepperのアプリ開発などをおこなっている株式会社アイ・エム・ジェイは、自社サービスを感情認識ロボット「Pepper」を用いてアピール。Pepperくんがブースに訪れた方々を接客してくれます!
こんな感じです。
IMJブースご担当の加茂さんによると、「Pepperのおかげで特に女性の方が立ち止まってくれる」とのこと。1330社が集まる巨大な展示会だからこそ、ブースの入口でロボットが集客をしてくれるという効果が他社との集客力の違いを呼ぶのかもしれません。
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取材のついでに、IMJがおこなっていた「Apple Watchのプレゼントキャンペーン」に応募してみました。応募にはスマホに押せるスタンプサービス「HiTAP」を使用。このサービスは電池がいらない不思議なブロック「Ocelly」をスマホに押すことで、キャンペーンページにリンクするというもの。これまた新しい体験をさせていただきました。
IMJさんはデジタルマーケティングのプロフェッショナルで、オウンドメディアの構築やビッグデータのマーケティング活用など、あらゆる角度から企業のデジタルマーケティングをサポートしています。今後もロボットを使ったマーケティング展開に期待したいですね!
その他にも…
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また、産業用ロボットで世界的にも有名なKUKAロボティクス・ジャパンも出展していました。
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展示されていたロボットアームは、タッチするだけで動きをストップできるような安全設計がされていたり、画像認識によってものの位置を検知し追随したりと、単なる産業用ロボットではない使い方を提案されている点が印象的でした。実際に欧米では映画の撮影等にも用いられているため、国内でも様々な場面での活用を期待したいですね!
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また、からくり演出やプロジェクションマッピングをおこなう乃村工藝社の展示ブースでは、アルデバラン社のコミュニケーションロボット「NAO」が、舞台のからくりやプロジェクションマッピングと連動して案内していました。ブースの担当者は「歌舞伎風メイクとロボットの組み合わせに、特に外国人の方が足を止めていただける」と語り、国際的な展示会でのロボットの活用の可能性も感じることができました。
大きな展示会では特にブースへの集客というのがひとつのポイントになってくる中、今後は益々展示会でのサポート役としてのロボットの需要が高まっていくのかもしれません。
▽「コンテンツ東京2015」公式サイト
http://www.content-tokyo.jp/
※ 本展は業界関係者のための商談展です。一般の方はご入場できません。
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望月 亮輔
1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。