【Android Bazaar Conference 2015 Summer】ロボットレポート!
7月20日(月)、川崎市産業振興会館にて、「Android Bazaar and Conference 2015 Summer」が開催されました。当日はHTML5j ロボット部が出展しており、スペース内でPepperやDMM.make ROBOTSなどのロボットが紹介されていましたのでレポートします。
日本Androidの会が主催している日本最大級のAndroidの祭典。最新技術を一緒に聞いてワクワク感を共有するConferenceと体験するBazaarによって仲間を見つけるために開催されている。2015 Summer のテーマは「Androidを介したテクノロジーの共感からの共創へ」。
川崎市の産業振興会館でおこなわれた今回のイベント。
10FのHTML5j ロボット部のワークショップルームでは、Javaを使ってどうやってPepperを動かすのか、Pepperではどんなことができるのか、という講習がおこなわれています。Pepperもたくさんいますね。
HTML5j ロボット部では普段からこのような勉強会が開かれていますので、気になった方は「HTML5j ロボット部」Facebookコミュニティをご覧ください。
4FのバザールスペースではPepperのアプリ展示がおこなわれました。取材時にはロボットクリエイター とのさまラボの西田寛輔さんと、ロボットパートナーの太田智美さんがPepperラテアートのアプリを展示していました。時間帯によって様々なアプリが展示されていたようです。
ラテアートペッパーでは、こんな感じでPepperの顔の型があります。
そこにPepperが粉をフリフリ。
前回別のイベントで見たときよりも手の振りが大きくなっていました。笑 このお二人が作るアプリはアイデアが面白いです。
安生真さん、江頭宏和さんによる講演
またAndroidの会コミュニティの運営委員長の安生真さんと、HTML5j ロボット部の代表江頭宏和さんによる、「Pepperの開発について」の講演もおこなわれました。
Pepperができないこと。現状のPepperは握力が弱いため、物を持たせることができません。
Pepperができること。やはり何と言っても、コレグラフという開発環境が素晴らしいですよね。エンジニアではなくても簡単なアプリ開発であれば誰でもできるという点がPepperの特徴ですね。
「Pepper App Challenge 2015」の審査委員も務められた安生さん曰く、「Pepperのコミュニティが現在立ち上がっていて、その立ち上がり方は安生さんが日本Androidの会を立ち上げたときと同じ雰囲気を感じている」とのこと。ロボットコミュニティもAndroidの会のように大きなコミュニティになっていってもらいたいです。
続いて、HTML5jロボット部の江頭さん。
「Pepperが家に届くと、冷蔵庫2個分のスペースを取る。そして妻の機嫌が悪くなった。笑」
やはり子供に大人気のPepper。
プログラミング教育のツールとして有効。子供がワークショップに参加することで、プログラミングを学んでいくことができる。
4月にPepperのSDKがJavaに対応することが発表されました。現在対応している言語は、”Python” “C++”そして”Java” 。現在まだJava SDKの一般公開は準備中ですが、アトリエでおこなわれる7月27日のフォローアップイベントで参加者に先行配布される予定のようです。
ロボットスタートさんのQiitaでは、PepperのSDKの細かい記事が挙げられてます。ここを見ればPepper開発の基本的な知識が手に入ります!
まだまだPepperに触れたことのない開発者の方が多いですが、このような活動を通じてたくさんの方が入ってきてくれたらもっと面白くなりそうですね!
またDMM.make ROBOTSさんもブースを出されていました!
北野武さんが出演されているCMは知名度抜群です!
今回のAndroidの会のような開発者が多いイベントで展示されることで、ロボット開発者が増えてくれると嬉しいですね!
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望月 亮輔1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。