
SoftBank World 2015レポート | その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6 | その7 | その8 | その9 | その10 |
7/30〜7/31開催の「ソフトバンクワールド2015」。ロボットスタートも参加してきましたので、Pepperを中心としたロボティクスに関するプログラムを一挙紹介していきます!
■基調講演:情報革命で、今日、次の世界へ。

ソフトバンクグループ株式会社
代表取締役社長
孫 正義 氏
やはり初日の基調講演は人気で、25分前に会場に到着しましたが既に本会場は立ち見しかないということで、サテライト会場で基調講演をきくことになりました。
先ずは孫社長の基調講演からです。
情報革命は始まったばかり。株価を見ても製造業は20年で株価は12倍だが、インターネット関連は710倍になった。バブルではなく新しい時代のトレンドになった。「情報武装」X「成長戦略」をどう描くかというのが重要になってきます。
情報武装とは「スマホ」X「タブレット」X「クラウド」と定義して、武士で言えば、デバイスは大刀と小刀のようなもので無いと戦に出かけられないといっても良いかもしれません。
情報革命の大きな可能性として、孫社長は3つ挙げました。

・IoT
・AI
・スマートロボット
です。
IoT
現在一人あたり2デバイス持っているが、30年後は一人あたり1000デバイス以上がインターネットに繋がる様になり、10兆個のデバイスが繋がってきて、それも全てクラウドに繋がり結果としてビッグデータとしてに繋がっていきます。 そのデータをマイニングするというビジネスにも繋がっていくようになるとのこと。
つまり、モノの役割が根底から変わる可能性を秘めていて、IoTが全ての産業の中心となっていきます。
人間は一人では存在しない。コミュニケーションして存在している。人と人、人とモノ、モノとモノとが繋がる社会がやってきます。
スマホが生まれた直後は競合は独自の文化に適合していない物は売れないと言っていたが、10年も経ってないのにスマホは当たり前の時代となりました。 スマホがライフスタイルを変えたように、IoTがライフスタイルを変えるのです。
AI
脳細胞のシナプスとトランジスタのクロスオーバーのタイミングは2018年になると計算しました。これがたとえ5年変わっても単なる誤差でしかありません。
人間の脳細胞は2000年前も300億個、2000年後も300億個で殆ど変わらないが、トランジスタの数はこれからも増え続けます。
シンギュラリティ(技術的特異点)は間違いなく来ると考えています。
それによって、当たり前のように行っている作業は置換えられる時代が来るが、それは心配することはなくテーマが変わるだけです。人工知能が苦手なことを人間が対応していくようになるのです。AIとしては日本語版Watsonが2015年度リリースされます。そして積み込んだものも提供してきます。
スマートロボット
自動車メーカーとは違い、機械的な作業より知恵・知識を強化した人工知能を最大限活かしたスマートロボットを提供したいと考えているとのことです。
様々な形、走るもの全てがロボットになり、総数は2040年に全人口を超えると思っていてます。
動くものはほとんどスマート(人工知能を搭載した)ロボット化していくる。

ロボットに心をもたせるということは、ほとんどの技術者・科学者は出来ないと思っているて、昨年のPepperの発表会でもプレゼン資料から外しかけれたのですが、今年の6月に感情を持ったロボットを発明した。

人の感情を認識・理解し、自らの感情をトリガーにして動くロボットですが、人間で想像をしてみて欲しい。才覚はあるが心が無い人は好きになれません。逆に頭はそこそこだがハートが暖かい方をほとんどの人が選ぶのです。
人工知能が人間をはるかに超える時代が避けられないのなら、ハートが綺麗で優しく人を思いやるロボットといっしょにいたいと思ったのです。 Pepperはリアルタイムで人間の感情生成をエミュレートして自らの考えで動くようになります。

そして、10月1日Biz申し込み開始を発表しました。
Pepperの新機能として


DeepLearningとWatsonを組み合わせ学習をしていくことも合わせて発表しました。


合わせてビジネスアプリかんたん生成、インタラクション分析、アプリ設定一括管理、プレミアムサポートを提供して、必要ならばオプションでカスタマイズなども提供します。それに合わせてアプリ開発パートナー紹介制度もスタートします。

Pepper for Bizは「月給5.5万円」(36回 要返却) となります。
一般販売分は7月31日1000台予約受け付けます。
3つの成長戦略、情報武装と成長戦略

コンピュータが人類の知能を超える日はあと数年でやってきて、一度クロスオーバーすると逆転出来ません。


その時にどのような戦略・気持ち・哲学で触れていったらいいのか? 未来は進化か破滅か??しかし情報革命は人々を幸せにすると孫社長は信じているとのことです。

幼心に見たアニメ鉄腕アトムの言葉「涙の意味がわからない」それにハートをプレゼントしたい。そしてロボットは的ではなく仲間であり家族である。生産性だけや人類を破滅に向かわせる為ではない。いつまでも愛し合える世界に情報革命は始まったばかりと孫社長は締めくくりました。
SoftBank World 2015レポート | その1 | その2 | その3 | その4 | その5 | その6 | その7 | その8 | その9 | その10 |
ABOUT THE AUTHOR /
ぱっぺー☆あさひ