8/1〜8/2開催の「Maker Faire Tokyo 2015」に行ってきましたのでロボットを中心にレポートします!
Maker Faire Tokyo 2015レポート | その1 | その2 | その3 | その4 |
■html5j ロボット部 – Webと電子工作で蘇る懐かしのロボットおもちゃ
80年代のおもちゃをWebやスマートデバイスで現代風にリメイク! GamePadとPCで操縦する「Webファミコンロボット」や、レゴ+タブレットのロボットなどいろいろ。
古いロボットを蘇らせる!それにしてもいいデザインだなぁ。
現在の技術を組み合わせるというのも素敵です。
ハコスコを使ったデモも。
レトロな未来感がたまらないですね。
■R2ビルダーズ・クラブ・ジャパン -スターウォーズのドロイド(主にR2-D2)ビルダーズ
R2-D2を中心とした、スター・ウォーズのドロイドを製作する国際グループの国内コミュニティ。木、プラスチック、アルミなどの材料を使用した、ユニークなドロイドたちを展示。
なんて完成度!
実物大のR2-D2が例のピコピコ音を出しながら動いていました。
中身もすごい・・!
あいつもいました。このブースは人気ありましたよ〜!
■東京都市大学小池研究室 – ソーシャルロボット マグボット(Mugbot)
Raspberry PiとArduinoで作られたマグボット、Intel Edison版マグボットの展示や、正式に公開されたScratchベースのコントローラー(Mugbot Action Designer)で実際に会場でマグボットを動かす事ができます。マグボットはロボット教材としても有効です。また、これまでのマグボットが行ってきた社会的な活動についてもご覧いただけます。
マグカップで作られたロボット。
人を認識してきょろきょろしてました。いい動き!
■MAENOH! – デスクトップ・ロボットGRシリーズ
100円ショップで買ったゴミ箱をボディにして、デスクトップで楽しめるマスコット・ロボットを製作しています。左右の赤外線センサーで遊んだり、赤外線リモコンで操作したり、時計やカレンダーに連動したおしゃべり機能などの機能を満載。1号機のGR-P1に続いて、個性の異なる2号機以降も製作中。複数のロボットを展示予定です。
小さなゴミ箱を筐体にロボットに。デザインされたロボットに見えてくるから不思議です。
■ハードウェアとか研究所 – 対決! 超反応昇龍拳
SFC「ストリートファイターⅡ」を自動操作するAIを開発し、人間とAIが格闘ゲームで対戦。来場者は対戦に参加できる。君はAIに勝つことができるか?
AIの展示でゲームで対戦できます。AIが見ているイメージも表示されていました。
■青葉山技研 -ロジコマ作ってみる
アニメ「攻殻機動隊ARISE」に登場するロジコマというロボットを完全自作で製作しました。主な制御にはRaspberryPi B+を使用しており、劇中同様に喋ったり、脚を動かしたり、走行することが可能です。目に搭載されたカメラの映像を無線により配信できたり、全16個のサーボモータにより劇中の可愛らしい動作を再現するなど、小型なボディに様々な機能やこだわりを詰め込みました。是非、ご覧ください!
ラズパイで制御されたロジコマ。リアルです!
■音楽研究所 -演奏ロボットこさんくん&天空のハープ
1. 楽器を演奏する人型ロボット2台の展示(身長各80cm):子供用和太鼓、自作の亀型マリンバ(電子楽器)や電子ドラムを演奏。頭部、胸部よりシャボン玉を吹き出す機能(屋外希望)。(ROBO GAMES 2015 音楽ロボット部門金メダル) 2. 五線譜が読めなくても図形楽譜で誰でも演奏できる円形の生楽器の体験型展示。円形天板に動画を投影し演奏にあわせて再生。(第9回全国手作り楽器優勝作品)
3台の演奏ロボットが展示されていました。バンドみたい!
■山田社長 – TONY ROBOT
映画「アイアンマン」をイメージしたロボットは、両手の手のひらから火炎放射を放つことも可能だ。会場内では火炎放射デモはできないが、会話機能などを体験しよう。
小型ロボットで遠隔でしゃべらせることができたり、なんとてから火を出せるそうです。
会場は火気厳禁ということで動画で見させていただきまいsた。火ですぎw
■特定非営利活動法人日本水中ロボネット – 夏は水モノ 水中ロボットを体験してみよう!
水中ロボコンで使われた実機の展示、体験操縦のほか、ラジコン潜水艦の動画紹介(可能であれば展示)、水中ロボットに必要なパーツ類の紹介などを行います。
水中ロボットの説明を聞いてきました。水中では無線LANが入らないそうですよ。
■Assistech Design Lab – 筋電車いすテンプラーV3
こめかみの筋電で自在に操縦できる、テンプラー筋電車いすを開発。新たに、音声音量で駆動する強風エアーバズーカを装備。屋外ではシャボン玉大量発生器としてのデモを予定。
こめかみで操作できるサイバーな車椅子。
■FRC Team 5701 Indigo ninjas – Team 5701 Indigo ninjas
世界的な高校生ロボコンFIRST Robotics competition(FRC)のハワイ予選に出場したロボットを展示。高さ1700mmで箱などを高く積み上げるFRCゲームの競技用ロボットだ。
荷物を掴んで持ち上げるデモを見せていただきました。
■外苑前ダイナミクス – DALEK 5(ダーレク)
DALEKはOculus Riftを使用した遠隔操作ロボット。特徴は滑らかな操作から得られるアバター感。映像・音声はWebRTC双方向通信。駆動系制御にはUDP Socketにて応答速度20ms、腕の操作にはMasterSlave制御。専用アンプ、指向性マイクでスムーズな会話。現在ボディーは室内環境を考慮したサイズですが徐々に巨大化の見通し。理系の方はもちろん、子供や女性にも大人気。操作も簡単。
遠隔操縦されたロボットの視界がオキュラスで見れるというもの。
ARとロボットの組み合わせはこれからますます盛り上がりそうですね。
■neurowear – モノと人のコミュニケーションツール “mononome”
“mononome(モノノメ)”はIoTにEntertainmentやEmotionの要素を加えた[EYEoT(Eye of things)]デバイスです。家具や家電につけることでモノと人とのコミュニケーションをサポート。食べ過ぎると叱ってくれるキャンディジャーや、寂しがりやの掃除機と暮らすちょっと未来の生活をのぞいてみませんか? 昨年秋に発表したデバイスの改良版「Ver.2」を展示します。
IoTデバイスならぬ、Eye of thingsとのこと。
■ロボットプロレス「できんのか!」 – ロボットプロレス「できんのか!」
バーチャルでなく、リアルな人型ロボットによるロボットプロレスをお見せします。様々なキャラクターのロボットが、現代科学ではまだ実現不可能だと思っていた凄技(打撃技、投げ技、飛び技など)を繰り出し、明るく、楽しく、激しいロボットエンターテインメントを表現していきます。
この4体がリングで戦うというもの。
大人気で人山がすごいことに。いい動きしてましたよ!
■ベゼリー – TVリアクションロボット「ベゼリー」
ベゼリーはテレビの音声に反応して動くロボットです。ベゼリーは音響分析技術によってテレビの音声を認識しているので、テレビの額(ベゼル)の上に乗せ、テレビの音声出力端子と接続するだけで、テレビ番組の内容に応じて様々な反応をします。ひとりぼっちでテレビを見るときも、もう寂しさを感じることはありません。友達や家族とテレビを見るときは、さらににぎやかで楽しくなることでしょう。
TVの上に乗せて楽しませてくれる小型ロボット。
早く市販されないかなぁ〜!
■ヘボコン
技術力の低い人限定のロボコン、ヘボコンのブースもありましたよ。
ということで続きます!
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。