日経Robotics主催イベント「これからのロボットデザイン」に行ってきました。
2015年8月20日に『日経Robotics』購読者限定イベント「これからのロボットデザイン」に行ってきましたので、レポートを。
今回は、メカニックデザイナーの大河原邦男さんが「これからのロボットデザイン」をテーマにしたトークショー。
大河原邦男さんといえば、「ガンダム」や「タイムボカンシリーズ」に出てくるメカのデザインをされている超有名なメカニックデザイナーさん。どなたも一度はアニメに出てくる大河原さんのデザインを目にしてると思いますよ。
会場は秋葉原のUDXギャラリー。JR秋葉原駅直結の大きいビルです。会場の案内がありましたので、向かいます。
前半はトークショーです。壇上には大河原邦男さん、アニメ研究家五十嵐浩司さんのお二人が。五十嵐さんは上野の森美術館で開催されている「メカニックデザイナー 大河原邦男展」をプロデュースされています。
司会は編集部で一番アニメに詳しいという、日経テクノロジーオンライン根津記者です。
「インダストリアルデザインとメカニックデザインの違いについて」からはじまったトークショーは、色々なお話が聞けて面白かったです。
大河原さん曰く、メカニックデザインは子供向けにするデザインで、子供達の頭の中に種を蒔く作業。当時、デザインしたアニメを見て育った世代が、今40歳前後となり社会を担う世代になり、インダストリアルデザインに従事している人たちが多くいるそうです。
他にもどうしてメカニックデザインという職業についたのか、インダストリアルデザインとは異なるアニメデザインの特徴、仕事を行うモチベーションについてなど、大河原さんの人柄の見られる回答もあり、楽しい時間が過ごせました。
トークショーの最後は「メカニックデザイナー 大河原邦男展」について、プロデューサー五十嵐さん直々に解説。
メカニックデザイナー 大河原邦男展
http://www.okawara-ten.com/
展示会ではメカニックデザインの歴史を見られて、先生の好きなもの・影響を受けたものがわかる構成になっているそうです。当時流行したアニメの歴史も見られるので、日本のカルチャーの歴史も伝わってくる展示会だそうですよ。
今回書き下ろしのイラストはガンダムとヤッターマンが同じ絵の中に入っています。マニア以外で、ガンダムとヤッターマンを描いたのが同じデザイナーと知る人は少ないそうです。そういう点でこの2つが入っているイラストは貴重ですよと、五十嵐さん。
二部は編集部の方を交えての交流会です。
田野倉編集長による乾杯の挨拶でスタートし、大河原邦男展のためにつくられた「ボトムズをイメージしたお酒」が振る舞われました。これはすごい日本酒ですね。
大河原さんは交流会にもご参加いただいたので、直接お話することが出来る超貴重な機会が!
購読アンケートの記入すると大河原邦男展の招待チケットをいただきました。今回で2回目となる日経Roboticsのイベントは、毎回色々なお得なことがあるので、次回のイベントも楽しみです。
レポートは以上です。
「日経Robotics」は書店では販売しておらず、インターネットでの年間購読からでしか読むことができません。
ここでしか読めない内容の紙面と今回のような購読者限定イベントが開催されるので、個人的には講読料以上のお得感を感じてます。
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。