「Pepper App Challenge 2015 Winter」キックオフイベントが開催されました!

9月16日(水)19時〜、東京・秋葉原の3331 Arts Chiyodaにて、「Pepper App Challenge 2015 Winter キックオフイベント」が開催されました。

イベントには今年2月におこなわれた前回の「Pepper App Challenge」のファイナリストの方々が登壇し、参加して得たことや苦労などをライトニングトーク形式で発表。また、ファイナリストとは別枠で、デベロッパーの方々によるライトニングトークもおこなわれ、今大会への意気込みや開発をする中で得た知見など、様々な角度から5分間のプレゼンテーションがおこなわれました。今回の記事では、お酒片手に大いに盛り上がったこちらのイベントの模様をレポートしていきます。



Pepper App Challenge 2015 Winterについて

Pepper App Challenge 2015 Winterについて

イベント冒頭で、まずはソフトバンクロボティクスの事業推進本部 事業開発部の中山建佑さんから「Pepper App Challenge 2015 Winter」の説明がおこなわれました。

エンドユーザーが実際に家庭で使用するアプリ

6月の一般販売開始から6月、7月、8月と毎月1,000台ずつ販売をしている中、すべて受付開始1分で完売したことで、既に3,000台が全国の家庭に導入されることが決まっているPepper。今回のコンテストは、「エンドユーザーが実際に家庭で使用するアプリ」を対象に審査がおこなわれます。

「エンドユーザー満足」、「継続性」、「インタラクティブ性」そして「Pepperらしさ」

アプリに求められるのは、「エンドユーザー満足」、「継続性」、「インタラクティブ性」そして「Pepperらしさ」です。Pepperらしさとは、スマホアプリとは異なる “Pepperならでは” の機能が取り入れられているか、ということ。120cmのロボットが、スマホでは提供できない価値を提供していけるかという点は審査の大きなポイントになります。Pepper App Challenge 2015 Winterの詳細な情報については、以前の記事でご紹介していますので、併せてご覧ください。

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ファイナリストによるLT

ファイナリストによるLT

ライトニングトークに登壇したのは、前回大会でベストビジネスモデル賞受賞の「Pepper 受付スマホ通知アプリ」の開発をおこなったイサナドットネット株式会社の谷野良樹さん、「ペッパービンゴ」「ペッパーと遊ぼう! 忍者ゲーム」の2作品を決勝に送り込んだとのさまラボの西田寛輔さん、「ペッパーのクロースアップマジックへの挑戦」という手品アプリでベストクリエイティブ賞を受賞したマッキー小澤さん、そして「ニンニンPepper」で最優秀賞とベストソーシャルイノベーション賞をダブル受賞したプロジェクトチーム・ディメンティア代表でフューブライト・コミュニケーションズ所属の吉村英樹さんの4名です。

イサナドットネット株式会社/谷野良樹さん

イサナドットネット株式会社/谷野良樹さん

LTはイサナドットネットの谷野さんからスタート。ベストビジネスモデル賞を受賞した「Pepper 受付スマホ通知アプリ」と、入賞を果たした「ウェルネスPepper」の2つのアプリの説明の後、「ロボットアプリが初めて作られるという中で、生み出すものがすべて世界初になり得る、非常にチャレンジングな仕事でした」と前回大会の感想を述べました。また、集まったデベロッパーの方々に向けて、同社が開発した発話調整ソフトウェア「Citrus Rams」の紹介がありました。発話調整機能は無償で提供されているので、開発者の皆様にはこのソフトウェアを活用して、より効率的な開発をおこなってもらいたいですね!

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とのさまラボ/西田寛輔さん

とのさまラボ/西田寛輔さん

前回大会で作った2つのアプリが決勝へと進んだとのさまラボの西田さんからは、「前回大会に参加して得たものはない」というコメント。ストレートな意見に、会場は笑いに包まれました。前回大会の前は、ロボットアプリ開発をする上での情報が現在ほど発信されていなかったため、それによる手間なども発生していたようです。


マッキー小澤さん

マッキー小澤さん

マッキー小澤さんはスライドを用意せずに、その場でPepperと一緒にマジックを披露。ハプニングにより湧き起こる笑いなども含めて、5分間すべてがエンターテイメントショーでした。マッキーさんは「私が作る予定のアプリは、Pepper App Challenge 2015 Winterのテーマである”家庭で使われるアプリ”からは少しずれているかもしれない。でも一つくらいそういうものがあっても良いのではないかと思うので、作ってみようと考えています」とコメント。前回はベストクリエイティブ賞を授賞された小澤さんですが、このように他の人とは違った角度から作る点が評価されたのかもしれません。


プロジェクトチーム・ディメンティア/吉村英樹さん

プロジェクトチーム・ディメンティア/吉村英樹さん

前回大会で最優秀賞に輝いたプロジェクトチーム・ディメンティア代表の吉村さんからは、最優秀賞に選ばれたことで国内外を問わずテレビや紙媒体、WEB媒体などで紹介をされたこと、それによって、自治体やあらゆる団体から活動への問い合わせがあったことが紹介されました。現在でもニンニンPepperを見てみたいという要望や、ディスカッションをしたいという要望が相次いでいるようで、外部と連携しながら継続して「介護×Pepper」という課題に取り組まれているそうです

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ライトニングトーク

続いて、イベントに参加された開発者の方々からライトニングトークがおこなわれました。

株式会社ハイレグタワー/梅村貴司さん

株式会社ハイレグタワー/梅村貴司さん

まずはハイレグタワーの梅村さん。梅村さんからは「共創のまち・肝付プロジェクト」の紹介がありました。こちらのプロジェクトは鹿児島県肝付町という場を通じて、過疎地域の課題解決に寄与する製品の共同開発のフィールドを官民一体となり提供するもので、株式会社たからのやまと共同で進められています。「肝付町では、腰が悪くて立つことが難しかったおばあちゃんが、Pepperを見て立ち上がって話しかけるという場面に遭遇できた」と、貴重な体験談を語って頂きました。


株式会社ロボットスタート/北構武憲さん

株式会社ロボットスタート/北構武憲さん

ロボットスタートの北構さんは、これまでに20以上ものPepper関連のハッカソンやイベントを見てきた経験をもとに、気になるPepperアプリを紹介。よしもとロボット研究所の受付アプリや、エクスウェア株式会社のPepPreといった8つのアプリが一言コメントともに紹介されました。日本一とも言われているPepperアプリウォッチャーの北構さんだけあって、面白そうなアプリをたくさんご存知でした。ロボットスタートさんはロボットアプリのレビューサイトrobot start reviewも運営しています。


山岡佑さん

山岡佑さん

昨年6月にソフトバンクがPepperの発表をおこなった際に株価が下落したことで、「世間がPepperに期待していない今がチャンス」とPepperの購入を決意。今年の2月におこなわれた先行販売で予約をおこない、今月ついに自宅に届いたそうです。理想からはまだ遠いPepperに対しても「制約がなければ工夫は生まれない」と前向きに捉え、今回のコンテストに向けて勝てるアプリを作っていくという決意を語りました。


CREATIVE ORCA/末宗佳倫さん

CREATIVE ORCA/末宗佳倫さん

岡山を拠点に活躍を続けるCREATIVE ORCAの末宗さんは「DJ Pepper!!」を紹介。「D’JELL-O(ディジェロ)」という名前のDJ をするPepperが、今年の7月には歌舞伎町のクラブでDJを務めたり、8月にはDJの日本チャンピオンと共演をしたりと大活躍をしているそうです。今後は複数体によるパフォーマンスや、いろんな場所でパフォーマンスをしていきたいと今後の展開を語りました。


アビダルマ株式会社/横田昌彦さん

アビダルマ株式会社/横田昌彦さん

Pepperアプリ開発の中心地「アトリエ秋葉原」の運営をおこなうアビダルマの横田さんからは、前回のPepper App Challengeに関する数値の共有がありました。前回大会で、全参加者のアプリ応募数の平均値が1.12個だったことに対して、ファイナリストだけを見ると2.12個という2倍近い平均応募数だったこと、ファイナリストのうち7割以上が個人ではなくチームで作っていたというデータが共有されました。多く作ること、そしてチームで作ることが決勝進出への可能性を高めるのかもしれません。

アビダルマが運営するアトリエ秋葉原では、アイデアソンやハッカソン、技術相談会を通じて、開発に向けたサポートをおこなっています。開発で困ったときにはアトリエで相談してみてください。



ライトニングトークの後はネットワーキングタイム。参加した開発者の中にはチームメンバーを募集している方もいたりと、活気のある交流タイムになりました。

Pepper App Challenge 2015 winterの参加応募締め切りは10月31日(土)21:00です。近日中に応募用のサイトがオープンされる予定で、サイトのリンクはソフトバンクロボティクスのHP内で告知されます。時間が合わず今回のイベントに参加することができなかった皆様も、当然「Pepper App Challenge 2015 winter」への応募は可能です。

アトリエ秋葉原では、初心者向けの講習の数も増やしながら、多くの方にコンテストに参加してもらうための体制を整えている模様。アトリエ秋葉原のブログでPepper App Challengeに関する最新情報も入手できますので、参加予定の皆様はこまめにチェックされてみてはいかがでしょうか。


▽ アトリエ秋葉原ブログ
http://pepper-atelier-akihabara.jp/



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望月 亮輔

1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。

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