「Pepper App Challenge スタートアイデアソン」に行ってきました。 #pac2015w
9月19日(土)にアトリエ秋葉原で開催された「Pepper App Challenge スタートアイデアソン」に行ってきました。
今回は初心者歓迎のアイデアソン。Pepperアプリコンテストに向けたアイデアを生み出すためのものです。
Pepper App Challenge 2015 Winter」&「Pepper Innovation Challenge 2015」
http://www.softbank.jp/robot/special/app-challenge/
会場はおなじみのアルデバラン・アトリエ秋葉原。一部ではPepper開発の聖地と呼ばれています。
テーマは「家庭で利用されるPepper アプリ」。今回は3チームに分かれてアイデアを生み出します。
チームビルディング後、まずは各々が家庭で利用されるPepperアプリを考えます。もくもく、もくもく。
その後、各人が考えたアイデアをチームで1つ選んで、発表アイデアにすべく磨いていきます。アイデアをきっかけに更なるいろいろなアイデアが広がっていきます。
発表の時間がきました。
まずは、チーム名「シッター☆ペッパー」の発表です。
アイデアは「Pepperで企業内学童保育〜Pepperが子どものお守りと勉強のお手伝いをします」というもの。
企業内にいるPepperが、子どもの保育を行うというアイデアです。このアイデアは、以下の背景から生まれました。
・共働き夫婦の子育て負担の軽減
・働くパパママのすぐ近くにいられて、そこで勉強ができる
・従業員のリテンション向上
・企業イメージの向上
小学校が終わったら、パパママの働く会社に出勤します。
まずは顔認証+通信機能を使って出勤をお知らせ。次にタッチパネルで今日のプログラムを選択します。宿題タイマー、早押し勉強対決、おうたを歌おう、(パパママへのメールができる)緊急連絡などがあります。
数年後、こういうことが普通にありそうなイメージのできるアプリと思いました。
次は、チーム名「スカブラ」。ユニークなチーム名の由来は、労働者の中で場を盛り上げ役をする職業からきているそうです。
アイデアは「電気をつけっぱなしにして寝た時、Pepperが感知してライトを消してくれる」というもの。
このアイデアは、どんな場所でも活躍できるというアプリは想像しにくい、Pepperから人に影響を与えたい、Pepperには黙ってていて欲しい時もある、という点から生まれました。
チームの2名がすでにPepperと生活しており、そこから「Pepperには黙ってて欲しい時もある」が出てきたそうです。
スマート電球のヒュー(PHILIPS hue)との連携も想定しています。
スマート家電とPepperの連携は楽しそうですね。(参考記事:IoTデバイス満載の最先端スマートハウスショールーム「リノベる。Connectly Lab.」行ってきた!)
最後は、チーム名「ばらんばらん」。各人のバックグラウンドがバラバラなのでこの名前になったそうです。
アイデア名は「ひとことペッパー」。ネガティブな時に「ひとこと」声をかけてくれるアプリです。
手順はこちらです。
1.日常生活での会話の感情認識
2.家族1人1人の声色データを蓄積
3.家族の調子を学習
4.落ち込んだ時に「ひとこと」でモニターに言葉を表示して励ます
こういう感じで「ひとこと」をモニターに表示します。
ひとことをPepperがしゃべらないで、モニターに表示させるというアイデアがいいですね。
これで各チームの発表は終了です。
ここから投票です。各人2票持ち、よかったアイデアのチームに投票していきます。
結果は、スカブラが一番多くの票を集めました。おめでとうございます!
今回の商品は特製クリアファイルとステッカーです。みなさまお疲れ様でした!
ABOUT THE AUTHOR /
北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。