シルバーウィークの9月22日(火)、23日(水)に開催された「特大ペッパソン」に行ってきました。
参加者75名が2日間かけて行う史上最大のPepperハッカソンなので「特大ペッパソン」なのです。
イベントの説明はこちらになります。
https://mashupawards.doorkeeper.jp/events/30795
■9 SyncPepper by SLOGAN
次は、「9 SyncPepper by SLOGAN」です。
このアプリでは、目指すべきpepper像があります。
・家族よりも家庭に詳しい
・子供にとっては友達でもあり親代わりでもある
・不器用な親子関係を取り持つお節介な存在
・時には厳しく時には優しい
アプリの概要はこちら。
・一人っきりの子どもを見守り表情を読み取る
・親が感じる子どもとの関係の苦悩を読み取る
・ストレートに感情表現を出来ない親子に変わり、pepperが感情表現を行う
・ちょっとオーバーなリアクションでなかなか触れにくい悩みに触れやすくするきっかけを作る
システム構成はこちらです。
実演です。
最初に「会話をする」か「気分を見る」を選びます。pepperと会話を行うことで、各人の気持ちデータが蓄積されていきます。
「気分を見る」を選び、表示される家族の名前を選ぶと、その人の感情が円グラフで表示され、pepperも感情に応じたポーズをします。
■10 フクジン
次は、「10 フクジン」です。
ソファーでくつろぎながらpepperに話しかける、未来型のお買い物アプリです。
pepperとの会話や表情認識から、その時に欲しいであろう商品をランキング形式で提案してくれます。買い物の際にはPepperに話しかけて質問ができ、購入したものはカレンダーに保存して、その記録からダイエットやメタボ対策に役立てます。
さらには、購入した商品から占いやカウンセリングを行ってくれます。
デモでは、食事の時間にpepperから幾つかのお弁当がオススメされました。カルビ弁当を選ぶと、カロリーとともに占いもしてくれました。
■11 PEPPZAP by HAL東京AZMS
次は、「11 PEPPZAP by HAL東京AZMS」です。
Pepperが応援しながら、一緒に運動してくれます。運動が続かない方もPepperの励ましで最後まで楽しく続けられます。
「筋トレモード」と「ダンスモード」の2つがあり、体力に合った運動が可能です。
今後の拡張機能予定として、食べた食事を伝えることでpepperがトレーナー代わりになって、トレーニングメニューや食事アドバイスをしてくれます。
実演です。
pepperがトレーニングを誘ってきます。モードは「かるめ」「ふつう」「きつめ」「おに」があるので選んで、トレーニングスタート。
pepperがスクワットのポーズをとるので、それに合わせてスクワットのトレーニングを行います。
■12 Let’s ペパ宿
次は、「12 Let’s ペパ宿」です。
Pepperが宿題の時、寄り添って協力してくれるアプリです。
最初に宿題のプリントをpepperの頭のカメラにかざします。pepperは画像をクラウドサーバーに送り、文字認識した上で計算を行い答を出します。
答は子どもには伝えず、子どもが答を話しかけた時に「惜しい!」などの励ましの言葉をかけてくれます。答が正解の時には一緒に喜んでくれます。
実演です。
おでこのカメラに、画用紙に描いた「1+1」をかざしてみます。pepperはこれを写真撮影し、クラウドサーバーで画像認識をして答を出します。今回の答は「2」です。
pepperのタブレットには、画像認識された数式「1+1」が表示されました。「わかんない」のボタンを押すと励ましとともにヒントを伝えます。そして「わかった」のボタンを押して正解すると、pepperが一緒に喜んでくれます。
写真撮影された画像を、クラウドサーバー側でOCR認識して計算するので、どんな問題でもpepperが答を出せます。
システムの構成はこちらです。
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。