「Pepperデモアプリ体験会」が初開催!エンドユーザーにアプリをお披露目
10月17日(土)、東京・二子玉川の蔦屋家電にて、「Pepperデモアプリ体験会」が開催されました。Pepperデモアプリ体験会とは、今年の11月に開催される「Pepper App Challenge 2015 winter」に向けて開発されたPepperアプリのデモを体験できるイベント。エンドユーザーの方々が、発表前のPepperアプリに触れることができる貴重なイベントです。今回の記事では、デモとして紹介されていたアプリの中から3つをご紹介していきます。
Palsbots(パルスボッツ)
以前インタビュー記事でご紹介したヒト×ロボットSNS「Palsbots」が初披露。今回のデモアプリ体験会では一部機能が公開されました。Palsbotsは、ロボットとヒト、ロボットとロボットを繋ぐロボットSNSアプリです。
ペッパーがスマホに表示したQRコードを読み込むと、ペッパーとスマホアプリが認証されます。
そして、Palsbotsを起動したPepperと話をすると、Palsbots上で繋がった友達にPepperとの会話を共有したり、いいねをし合ったり、さらにその会話を元にPepper同士が会話をし始めたりします。
ロボットを通じて、ヒトとヒトがつながるという未来の体験をすることができるアプリです。
ペッパーさま
先月おこなわれたペッパーアプリの史上最大のハッカソン「特大ペッパソン」でソフトバンクロボティクスが選ぶ「Pepper賞」を受賞したこちらのアプリ。頼みごとや懺悔をするとペッパーさまが良し悪しを判定してくれます。
「頭が高い」「なんだその顔は、それでも顔か」「なんでもかんでもペッパーさまに頼めばいいと思ったら大間違いだ」など、ペッパーさまのキャラクター作りが秀逸なアプリです。子供から大人まで、笑いが絶えないブースでした。
ものまねペッパー
ものまねペッパーは、Pepperが目の前の人の動きを検知して人と同じ動きをするというアプリ。MicrosoftのKinectセンサーと連携することで人の動き捉え、Pepperの可動域内で、ほとんどラグもなく同じ動きをしてくれます。
小さな男の子が不思議そうにいろんなポーズを取っていたのが印象的でした。
イベントを主催したソフトバンクロボティクス株式会社の中山建佑さんは、「エンドユーザーの皆様は、開発の難易度ではなくアプリの面白さに純粋に反応されていました。中には、開発者だけが集まるイベントではお目にかかれないような反応もあり、ご家族連れが集まる二子玉川ならではの率直な意見も伺うことができたと思います。今後もこのようなイベントを開催していきたいです」と、イベントへの手応えを語りました。
普段とは違う反応を目にすることで、デベロッパーの皆さまも新たなアイディアを得ることができたのではないでしょうか。「Pepper App Challenge 2015 winter」本選がまたひとつ楽しみになったイベントでした。
ABOUT THE AUTHOR /
望月 亮輔1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。