面白法人カヤック × DMM.makeの「第二弾!出張!つくってみたラボ with Pepperさん」に行ってきた。

10月25日(日)、アトリエ秋葉原で開催された「第二弾!出張!つくってみたラボ with Pepperさん」に行ってきました。

 【面白法人カヤック×DMM.make】出張!つくってみたラボ with Pepper (@3331アーツ千代田)
 http://peatix.com/event/117433

面白法人カヤックが行っている「出張!つくってみたラボ with Pepper」の第二弾です。

(前回の様子はこちら:面白法人カヤック × DMM.makeの「出張!つくってみたラボ with Pepperさん」に行ってきた

つくってみたラボハッカソンの特徴は、つくったアプリを6秒動画のVineにまとめ、それをカヤックのTwitterにつぶやいてRT数や閲覧数で優秀賞を決めるというもの。

アプリケーション開発からプロモーション展開までを体験できる異色のハッカソンです。

本日は1日かけてVine動画を作成します。


会場はおなじみのアルデバラン・アトリエ秋葉原。一部ではPepper開発の聖地と呼ばれています。

Pepper App Challenge 2015 Winterコンテスト応募締め切りまで、(10月25日時点で)残り7日です。みなさん、応募に向けてラストスパート頑張ってください。

現在、アトリエ秋葉原は応募に向けた支援イベントがいろいろと開催されています。詳細はアトリエ秋葉原のDoorkeeperをご覧ください。

 アルデバラン・アトリエ秋葉原 with SoftBank | Doorkeeper
 https://pepper.doorkeeper.jp/

みんな黙々と作業をしています。もくもく、もくもく。

アイデアの跡が色々と見られます。

今回の優勝チームには、DMM.make様から提供の3Dプリンターで作成した特製トロフィーがプレゼントされます!

しっかりプレートもありますよ!


発表の時間がやってきました。

各チーム順番に作成したVine動画とプレゼン資料を使ってアピールタイムです。

■1チーム目。チーム名「アトラーズ01」、アプリ名「ペッパー朝のサスペンス劇場」

TwitterとVine動画はこちらです。

pepperが朝起こしてくれるんだけど、起こしても起きないと勝手に寝顔の写真を撮って、Twitterにあげちゃうというコンセプトです。

プレゼン資料はこちら。

起こしても起きない子はだぁれぇだぁ〜。

今回、Choregrapheでpepperの動きを作ったは8歳の男の子で、動きの全てを作り上げたそうですよ。


■2チーム目。チーム名「ペッパー親方」、アプリ名「Pepper料理の花道」

TwitterとVine動画はこちらです。

一人暮らしだと料理をしてもモチベーションが上がらないので、Pepperがそれを補なってくれるアプリ。Pepperが料理への星(評価)を付けてくれます。Pepper自身の感情が良いときは星が多くなり、感情が悪いときは星が少なくなるという仕組みです。

他にも、音声でレシピ検索ができたり、そのレシピをpepperが音声で読み上げてくれるお料理サポート機能も。

会場からは、コショウ(ペッパー)を使った料理をつくると、点が甘くなる機能があってもいいのでは?という声がありました。


■3チーム目。アプリ名「訪問勧誘vs自宅対応」

TwitterとVine動画はこちらです。

2つアプリのアイデアを考えました。「訪問勧誘をする」アプリと「訪問勧誘を断る」アプリです。ロボットが訪問販売を行い、その訪問販売を断るのもロボットという近未来。

会場からは、これが現実となったら延々とループするのですか?という質問が。

これに対しては、勧誘を断る方は家に中にあるので電源ケーブルをつなげるが、訪問勧誘する側はバッテリーだけの駆動なのでそのうち電池が切れるので負けますね、という回答が。

会場からは他にも、Vineがちゃんとループされるように作られているので、何回でも見たくなる内容になってますね、という声も。

発表は以上です。


今日のハッカソンには「Pepper賞」と「総合優勝」の2つを設けました。

評価の基準は、Twitterの拡散数とVineの再生数、そして、発表時にPepperが計測していた拍手音量の2つです。なので、審査員の主観は一つもありません。

審査員団が各数値を集計します。

まず、Pepper賞から。こちらは発表時に拍手の多かったチームです。「ペッパー親方」です!おめでとうございます!

そして、総合優勝は「アトラーズ01」です。おめでとうございます。

3Dプリンターで作ったPepperトロフィーをメンバーにプレゼントです。そして、非売品の超レアアイテム「ペッパー危機一髪」は1つしか無いので、優勝メンバーでじゃんけんをして決めました。

結果、じゃんけんに勝ったのは8歳の男の子くんでした。おめでとうございます!


運営側からの総評です。

優勝チームは、Twitterのコメントに余韻があって、Vine動画をクリックしたくなったのが勝因。訪問販売はTwitterの文章が長かったけど、Vine動画がループするつくりで面白かったです。

料理は、Twitterのコメントがわかりづらかったので、伝わりづらかったのかもしれません。動画に誘導するためのバズるきっかけとしてTwitterの文章を考えると良かったと思います。


参加者からの感想です。

「Pepperに帽子を被せようとしたら、耳の部分が広がっているので帽子かぶせるのが難しかったです。結局両面テープでつけちゃいました。」

「今回初めてChoregrapheのプログラムを行ったんだけど、GUIでわかりやすく作りやすかった。Twitterのつぶやきは、入力している時ついついエンターキーを途中で打ってしまいました。チームのメンバーに申し訳ないです。」

「今日はいいチームで笑いの絶えない楽しいイベントでした。8歳の子供が純粋にロボットを楽しんでいたので、今度ハッカソンやるときは一緒のチームになりたいです。」

「年齢が関係無いと思わせてくれたんで、学校でも同じことを楽しめそうな友達を見つけて、日本を明るくしてください。」

前回同様、楽しい雰囲気のハッカソンでした。みなさまお疲れ様でした!

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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