【図書館総合展】Pepperが本棚を動かすのだ!
2015年11月10日〜12日にパシフィコ横浜で行われた第17回図書館総合展に行ってきました。
図書館総合展とは
図書館運営者・関連業界とコンタクトをもつのに最良の機会であるだけでなく、読書・学修環境についての最新技術と知見が一堂に会する場でもあります。 昨今、図書館の機能や役割が、まちづくりにも、教育や文化全般にも寄与することを評価されているため、行政関係者、教育関係者、出版をはじめとするメディア・情報関連業を巻き込むイべントに成長しています。(Webサイトより抜粋)
本当に色々な展示会があるんですね。
会場はパシフィコ横浜。天気は悪くなかったですが、風が冷たかったです…。
行ったのは最終日の12日木曜日の午前中だったのですが、受付は結構混雑していました。
ネームプレートを見ると、流石に大学や地方公共団体の図書館の司書さんが多い印象です。
今日の一番の目的は「文祥堂」さんのブースです。
文祥堂さんは1912年の創業の会社で、今回の展示会では「移動棚」を出展していました。
とは言っても、単なる移動棚ではなく棚のコントロールをPepperが行うというもの。でも、Pepperが物理的に棚を動かせられないので、どうやって動かすか興味津々でやって来た次第です。
いました!文祥堂さんのロゴが入っているPepperです。
一体このPepperがどう棚を動かすのでしょうか?
とにかく、Pepperが棚を動かすためには目的の本を伝えないといけません。
まずは本を探す方法を選びます。ジャンルから探すか、書籍に付いている固有のQRコードから探すかを選びます。
ジャンルの場合は、表示されたカテゴリから読みたい本のジャンルを選びます。もちろん音声も認識しますので話しかけてもOKです。(会場はザワザワしていましたが、結構よく聞き取ってくれていました。)
なにやら、Pepperが念を送り始めると…。
棚が
自動的に
動いて、目的の本があるところが自動的に開きます。
(静止画だと分かりにくくてすいません…。)
QRコードの場合は、このようにPepperのカメラにQRコードをかざすだけでOKです。
タブレットに探している書籍が表示され、同じように該当する本が置いている棚が自動的に開きます。
そもそも、電動式移動棚にPepperからデータを送って動かしていいるとのこと。今回のものに関しては特にサーバーなどは立ていないとのこと。「簡単」まではいかないとは思いますが、結構現実的に実現可能なソリューションであることには驚きました。
少しお話を聞いたら「女性からの評判はもの凄く良い」とのこと。スピードアップなど機能を追加するという部分ではなくコミュニケーションの部分を補強するという意味でPepperが活かされるているのは、Pepperが本来求めているものの様な気がしました。
そして、このアプリを文祥堂さんと一緒に作られたのは、ロボットスタートもお世話になっているヘッドウォータースさん。Pepperのモーション作りにも非常に定評ある開発会社さんですから、棚を動かすPepperがいい動きをしていたのも納得です!
会場をぐるっと回ると、他社さんのブースにもPepperが働いていましたので次回はそれをレポートします!!
(追記:初稿より一部記事内容を追加いたしました。)