「ロボットパイオニアフォーラム006」参加レポート #robopf
2015年12月4日(金)にロボットパイオニアフォーラム006「Robot Pioneer Forum Japan × U.S.A.」が開催されました。
過去のイベントは005、004、003、002、001各回のリンクをご覧ください。
今回のロボットパイオニアフォーラムは、同じく12月5日まで開催されている「国際ロボット展2015」のオフィシャルイベントになり、会場も展示会場内のメインステージで行われました。
イベントの内容も「日米ロボットパイオニア交流会」と銘打ち、日米を代表するロボット企業のキーマンの公演とパネルディスカッションを行うというもので、なかなかこの様な会は開催されないということで注目度の高いイベントとなりました。
司会は、幹事団の株式会社アールティの中川さんが務めます。
ロボットパイオニアフォーラムの趣旨の説明です。
そして、ロボットパイオニアフォーラムの幹事団の紹介です。
右から株式会社アスラテックの羽田さん、ロボットスタート中橋、司会の中川さんです。
トップを飾るのはFetch Robotics, Inc.のCEO、メロニー・ワイズさん。
Fetch roboticsは倉庫内のピッキングをするロボットを製造しているメーカーとなります。ロボットが自動的にピッキングする人の後に付いてきます。そして人間の倉庫の移動距離も短くなるということになるとのこと。
2番手は日本を代表する玩具会社、タカラトミー株式会社研究開発部部長の渡辺公貴さんです。
時計メーカーの設計部門、外資系玩具会社のマーケティング責任者を経ての経験をお話し頂きました。
そして、おもちゃハッカソンの実施の説明と、1年後を目処に他の企業と一緒に家庭に入る以外のロボットを発表することを発表されました。
続いてTelepresence Robotics Corp. のハリソン・ローズさんです。
自社製品のAnybots QBを使って、シリコン・バレーから遠隔参加となります。
過去をトレースしながら(特にタイプライター→ワープロ→PC)を振り返りながら、ロボットもアプリケーションが重要であることをお話し頂きました。
3番手は株式会社ココロ取締役RT事業部長の西野博昭さんです。
なぜサンリオがロボット事業をやっているかについてを解説いただきました。
リアルなロボットに対する考え方や、リアルな人型ロボットの歴史、人とは異なりロボットは拡張性があることをお話しいただきました。
講演最後は、Savioke,inc.のCEOで Silicon Valley Robotics.のBoard memberでもあるスティーブ・カズンズさんです。
Saviokeはホテルなどで客室にデリバリーをしてくれるロボットを作っていて、導入したホテルではコスト削減と同時に宿泊客も喜んでいるという事をお話いただきました。
続いてパネルディスカッションに移ります。
登壇者各々の立場で意見を述べていきます。
会場からの質問も受付ました。
日米の問題だけではなく、アメリカとヨーロッパ間でも問題が有るということは、当たり前とは言え気が付かなかったです。また、会場からヒューマノイド型ロボットについての考えを聞いた質問は盛り上がりました。
場所を移して、懇親会スタートです。
先ずは乾杯です!!
参加者同士で懇親を深めていきます。
ここでライトニングトークスタートです。
トップバッターはパルスボッツの美馬さんです。
Pepper App Challengeでファイナリストに残ったpalsobotsのサービスを英語でご紹介頂きました。
2番手は獨協医科大学の坂田先生。
「教育におけるロボット活用」をこちらも英語でご紹介頂きました。
3番手はアウトソーシングテクノロジーの竹内さん。自社のご紹介とNAOを持参され、優待販売のご案内をして頂きました。
4番手はフリーランスの谷口さん。この国際ロボット展でアームロボットで生花を生けるというのを企画し、現状のお考えをお話しいただきました。
最後はブレイブロボティクスの石田さん。タカラトミー公認のトランスフォーマー、ジェイダイトを披露されました。
この人型ロボットが、
こうなって
車になります。
これは、会場にいた皆さん大興奮で外国人の参加者も驚いていました。
あくまでもこれは1/4のもので2017年に3.5メートルの実際に人が乗れるものを開発しています。
あっという間に、終了の時間に。
最後は幹事揃い踏みで1本締めで、ロボットパイオニアフォーラム006「Robot Pioneer Forum Japan × U.S.A.」終了となりました。
次回ロボットパイオニアフォーラム007は「ロボット X AI」というテーマで2016年2月10日に開催されます。
詳細はロボスタでもご案内いたしますので、お楽しみにしてください。