【座布団】「PaPeRo i」のパートナー説明会に行ってきました
「PaPeRo」の新型登場
1999年「PaPeRo(パペロ)」の前身となる「R100」が発表されてから17年。NECプラットフォームズさんから「PaPeRo」の技術を利用した新商品「PaPeRo i(パペロアイ)」がリリースされます。
今回は「PaPeRo i」のパートナー説明会に参加してきました。
「PaPeRo i」のサイズは、高さ約30cm、幅約20cm、奥行約23cm、重さ約2キロとなっています。パッと見はやや大きいという印象だったのですが、近づくとその印象は薄れました。コミュニケーションロボットをよく触れられている方は、「Sota」の高さが約28cmなので、ほぼ同じ様なイメージと思ってもらえればと良いと思います。
外観で特徴的なのは「座布団に座っている」という点。
実はこの座布団部分は高速ネットワークルーターとなっています。
一般的なコミュニケーションロボットは、無線LANなどに接続する設定が必要だったりしますが、「PaPeRo i」は本体がインターネットのゲートウェイのそのものとなっており、他のロボットとは異なる特徴を持っています。ネットワークルーターですので、常時通電をしていて通信をする為電源ボタンという概念は「PaPeRo i」にはありません。
搭載されているデバイスやセンサーは下記のようになっています。
- カメラ X2:顔認識用VGAカメラ/アプリ用SXGAカメラ(静止画)
- マイク X2:音声認識用/ノイズキャンセル用
- スピーカー
- 赤外線センサ
- 温度センサ
- 湿度センサ
- 照度センサ
- 加速度センサ
- ボリューム
※配布資料より抜粋
また、座布団にもアプリを動かす際に使えるボタンが3つ付いています。
ソフトウェアもSDKが提供(法人向けのみですが)される自由に開発することが可能な上に、本体にRaspberry Piのボードが収納できるスロットがあるので、ハードウェアにおいても自由に拡張することが出来るというのは面白い部分です。
ビジネスモデルについて
「PaPeRo i」のアプリケーションの流通などは、NECプラットフォームズさんが提供するマーケットプレイス「コラボマーケットプレイス」上で行われます。
※NECプラットフォームズWebサイトより抜粋
その中で、エンドユーザーにサービスを提供する「ビジネスパートナー」、アプリを提供する「アプリケーションパートナー」、ハードウェアを提供する「ハードウェアパートナー」の3つの役割が存在します。
「ビジネスパートナー」がエンドユーザーの要望に沿ったアプリやハードを「コラボマーケットプレイス」で探し、「アプリケーションパートナー」や「ハードウェアパートナー」と連携をしてエンドユーザーに「PaPeRo i」と共に提供していくという流れになっています。
「PaPeRo i」を提供するNECプラットフォームズさんは「コラボマーケットプレイス」の運営を行うのですが、このマーケットプレイス中では、あくまでも「ハードウェアパートナー」の1つというスタンスを取るとのこと。
各種パートナー登録には審査がありますが、各種特典やキャンペーンを実施されているので、少しでも興味を持たれた企業の方は説明会に出席してパートナー登録申請をすることをオススメします。