「ロボホンテストルーム」開設に先駆けて「ロボホンタッチ&トライ」イベントに行ってきました!

ロボットエバンジェリストの西田です!

ロボホンのテストが出来る「ロボホンテストルーム」開設(参考記事)にあわせた「タッチ&トライ」イベントに参加してきました。「アンドロイダー公認デベロッパー限定」のイベントということだったのですが、特別に取材させていただきました!

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会場は「ロボホンタッチ&トライ」のルクレさんで行われました。


ロボホンの紹介

商品企画の景井さんからロボホンの紹介。ロボホンをまだ購入していないデベロッパーの方も多かったため、みなさん真剣に聞いていました。

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すわりながら自己紹介をするロボホン

7月28日配信の伝言アプリの紹介とデモも行われました。最新のアプリを体験できるのは、公式イベントならではですね!


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留守番電話ではなく伝言なので、ロボホンが聞き間違えることも

今後も新作のアプリが定期的に追加される予定とのことなので、ユーザーにとっては嬉しいですね。

開発系の話としては、アプリ配信についての説明がありました。現在は、法人のみ受け付けていて、マイページの問い合わせフォームから受付ているそうです。



SDKの紹介

ソフト開発部の和田さんからロボホンのソフト構成やSDKの紹介。

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ロボホンをさかさにもつデモ。実機を持ってる人は試してみては?

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イメージ図なので若干本物のロボホンと違う部分もあるとのこと

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モーションは全て高橋さんが作っているそうです

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アプリの作成手順。もっと早くおしえて欲しかった・・・。

SDKをダウンロードしただけでは分かりづらい、アプリ作成のコツなどを説明してくれました。

「APIはそのまま利用するのは難しいので、サンプルコードのクラスを使って実装してみて試してほしい。」とのことなので、これから挑戦する人はアプリの作成手順を参考に、サンプルを改造しながらプログラムしてみてはどうでしょう!



ポポンの開発秘話

サクセスの長友さんからポポンの開発秘話。最近では「なめこ」が有名ですが、「究極のオセロ」などのアーケードゲームも出していた老舗メーカーです。

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ポポンの開発は、シーテックの会場で、サクセス側から声をかけたのがきっかけだったとのこと。ロボホンが全く出来上がってない時期から開発を始めたので苦労したそうです。

・サクセスは国内でも最強クラスのオセロの思考ルーチンをもっているが、弱くしてくれと言われた。
・プロジェクターの起動時間を考慮してプレイ時間を短くするために盤面を小さくした。

といった開発秘話を披露してくれました。



タッチ&トライ

そのあとは、「ロボホンテストルーム」の説明があった後に、「タッチ&トライ」イベントが行われました。各テーブルにロボホンの開発者がついて説明してくれるという豪華な布陣!

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ロボホン用のスクリーン。これ、ダウンロード配布とかしてほしい。

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ロボホン用のワード一覧。説明書に書いてあるやつより増えてる気がします。

最後は、懇親会もあり、楽しいイベントでした!


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質疑応答のうち、気になった質問を箇条書きでまとめます。ロボホン開発を考えている方は参考にしてはどうでしょう!

■ ロボホンについて

Q:廉価版、Developer版の発売の予定はありますか?
A:いまのところ予定はない。

Q:外国語対応の予定は、ありますか?
A:現状は日本語のみです。

Q:販売台数は?
A:販売台数については公表していないが、1000台は確実に売れている。

■ アプリの配信について

Q:アプリ配信の条件などはありますか?
A:シャープにアプリを送って配信用の規約に同意をしたうえで、SDKの利用規約に則っていれば配信してもらえるかも。

Q:アプリ配信が法人だけの理由は?
A:セキュリティ面も含め、読めない部分があるので法人限定にしている。個人については対応を検討していきたい。

Q:有料アプリは配信できますか?
A:現状有料アプリの配信はない。

Q:今後の公式アプリの配信予定は?
A:毎月アプリの配信を計画している。すでに発表済みの、タクシー配車、レストラン検索、レシピのアプリ、釣りアプリなどを随時配信予定。

Q:公式のアプリと自分が開発するアプリが被った場合どうなりますか?
A:現在は特に想定はしてないです。

■ 開発について

Q:実機がないと開発やデバッグは出来ないのか?
A:エミュレーターでの動作確認は出来ない。開発には実機が必要。

ロボホン開発がついにはじまった!という印象でした。テストルームも利用してみたいですね!

わーわー!

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西田 寛輔

とのさまラボ代表。ハイパーメディア・ロボット・クリエイターとして、ロボットアプリの開発を行うほか、自身でもロボットを開発中。ソフトバンクロボティクスが主催する公式アプリコンテストでは2大会連続ファイナリストに選出されるなど、数々の実績を持つ。2016年に、ヒトとロボットの音楽ユニット mirai capsule を結成。ロボスタでは、ロボットエバンジェリスト/スマートスピーカーエバンジェリストとして活動中。

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