使い方次第で紙芝居からプレゼンまで〜かたりべ
「Pepper」で紙芝居をしてみよう!
子供の頃、公園に紙芝居のおじさんが来ていました。
その当時でさえ絶滅危惧種的な状況で、かける紙芝居も既に年季が入っているものでした。
ビジネスモデルとしては、おじさんが紙芝居を見せつつ合間に駄菓子を売るというスタイル。紙芝居のストーリーが続きモノだったりするので、翌週も子どもたちは公園に集まり駄菓子を買うといった寸法です。
そんな紙芝居を「Pepper」で表現したのが、このアプリ「かたりべ」。
「Pepper App Challenge 2015 Winter」では「ベストエンターテイメント賞」を受賞しているアプリです。
スマートフォンで紙芝居を作ります!
この「かたりべ」ですが、紙芝居は「Pepper」で作るのではなく皆さんのお持ちのスマートフォンのアプリで作ります。
確かに、「Pepper」の前に立って胸のタブレットで作るより、小慣れたアプリで作る方が操作もテキパキ出来るので、この割り切りは素晴らしいと思います。
それでは、サンプルをベースにして操作方法を見ていきましょう。
(※今回はAndroidアプリ版となりますので、iOS版とは異なる場合があります)
アプリを起動するとストーリー一覧が表示されます。
編集をしたい場合は、編集したいストーリーをタップ。新しくストーリーを作りたい場合は、画面下部の「+」をタップします。
ちなみに新規の場合は、この様にタイトルとモードを選択します。
既存のストーリー(「ハッピーバースデー」)をタップするとメニューが表れます。
今回は編集をしたいので「ストーリーを編集する」を選びます。
すると、ストーリーが表示されました。
ここで項目追加を行っていきます。
動きなどは「アイテム」と呼ばれます。
単に「アイテム」をタップするとその「アイテム」の編集。
「アイテム」を長押しするとこの様なメニューが出て、前後どちらに追加するか、もしくは削除するかを選択します。
ここで画面下部の「+」をタップしてしまうと、ストーリーの一番最後に追加されてしまいますので注意が必要です。
入れる位置が決まったら、どんな「アイテム」を追加するか選びましょう。
こちらは「テキスト」。
入力した文字を「Pepper」が読み上げてくれます。
音楽や効果音を追加したい時は「サウンド」を選択しましょう。
「Pepper」を動かしたい時は「モーション」です。
どの様な動きをさせたいか選びましょう。
実際に紙芝居が始まると、スマートフォンの画面はこんな感じになります。
スタートしてからどの位の時間が経過したこれで確認することが出来ます。
「アクション」で「ポーズ」を選ぶと、紙芝居で「ポーズ」に差し掛かったらスマートフォンにはこの画面が現れます。
タイミングを見てタップすると再開します。
終了するとこの様になります。
紙芝居以外でも
元来「Pepper」で紙芝居を作りアプリなのですが、スマートフォンで色々作りこめるので、「Pepper」を使った簡単なプレゼンテーションが出来たりしてしまいます。
今回サンプルでいじった「ハッピーバースデー」は誕生会の進行ですし、作り込めば簡単な企業プレゼンテーションも十分に作れるのではないでしょうか?
上述しましたが、無理に「Pepper」で作らせないで表現に徹させるというのはアリじゃないかと感じました。
Pepper割り切り度:★★★★
※「Pepper」を表現デバイスと割り切った点は高評価