ロボットとの未来を考えるStartup Weekend Tokyo Roboticsが開催。優勝は自動たこ焼き機ロボット

Startup Weekendでは日本初となる「ロボット」をテーマにした「Startup Weekend Tokyo Robotics」が4月14日(金)〜16日(日)にサイボウズ東京オフィスで開催されました。

Startup Weekendは週末の3日間を利用して、アイデアを形にするための方法論を学ぶ、スタートアップ体験イベント。100名ほどの参加者が9チームに分かれ、ロボットを利活用した事業内容を競い合います。

会場には12種類、40体のロボットが用意され、参加者の事業アイデア創出を盛り立てました。

今回優勝したのは、アームロボットを使用した自動たこ焼き機「Oct chef」です。

Oct chefによるプレゼン風景

近年、安価で様々な活用の可能性を秘めるアームロボットが登場しつつあります。これを利用し、作業の手間を減らしつつも、参加者同士でコミュニケーションが活発になるようなエンターテイメントな食事を演出するという事業アイデアです。

会場では、持参のアーム型ロボットで実際に作られたたこ焼きが振る舞われました。

アーム型ロボットが家庭に入ってきた時の光景がイメージできる点が評価のポイントとなりました。

他にはPepperを活用したセクハラ防止ロボアプリ、視覚障害者の転落事故防止に特化したセンサリングロボットが入賞しました。

セクハラ防止ロボアプリは、面談の際にセクハラと思しき発言があった際にPepperから注意を受けるというもの

3日間で作った視覚障害者の転落事故防止に特化したセンサリングロボット

入賞以外のアイデアは、家族間連絡機能付きロボペット、対戦型ロボットの開発・イベント開催、気まずさ解消ロボット派遣、高齢者向け交流ロボット、ダンスロボモニター、リアルタイム翻訳Pepperロボアプリなどのアイデアが発表されました。

皆様3日間、お疲れ様でした。

関連サイト
Startup Weekend Tokyo

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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