まさにタケコプター! なんでも飛ばせるプロペラ【ロボカップ展示ブース紹介 vol.1】
7月27日(木)〜7月30日(日)まで開催中の「ロボカップ2017名古屋世界大会」。各企業の展示ブースも非常にワクワクするようなものが展示されていて、かなり楽しい展示場となっています。
名古屋市に本社を置く、PRODRONEの展示もありました。PRODRONEと言えば、こちらのドローン。この動画で一躍注目を浴びる存在となりました。
今回ロボカップで展示されていたのは、こちらの動画の進化形。
カーボンにすることで、軽量化することに成功したと言います。試しに持ってみたところ、サイズに似つかわしくない軽さに驚きました。黒いカーボンで覆われた機体はデザインも美しいです。今回の展示は屋内での展示ということもあり、飛ばすことはできません。しかし、飛ばす際の音も静かなのだと言います。
まさにタケコプター! つけるだけでものを飛ばすことができるプロペラ
そして驚いたのが、こちらの展示。椅子に4つのプロペラが後付けされており、この椅子をそのまま飛ばすことができるようになるというドローンです。
「運びたい物をドローンに積む」から「運びたい物そのものをドローンにする」という新しいコンセプトから生まれたとのこと。まさしく荷物版のタケコプターです。人につけたら人も飛ばすことができそうですよね。
このドローンの本体重量は4kg。それにも関わらず最大積載量が15kgもあるそうです。この状態でもかなりすごいのですが、ブースの担当者によれば「将来的に災害救助の時に人を飛ばすという活用方法が考えられます」とのことなので、人間すら運べるようなペイロードにしていこうとしているのでしょう。
現行のモデルでは、このように椅子に取り付ける際には、バランスを考えて取り付ける必要があります。しかし、将来的には、プロペラの二重反転化やモーターユニット間の完全ワイヤレス化、また自動飛行キャリブレーション化を目指すことで、どんなものにでも簡単に取り付けられるようにしたいという考えのようです。これができれば、新しい物流の形としても考えられるかもしれません。
最新技術が詰まった面白い展示が盛りだくさんのロボカップ。次回もワクワクするような展示をご紹介していきます。