デジハリ「サービスロボティクス専攻」修了生と講師たちの交流イベント「ロボトーク vol.1」が開催

デジタルハリウッド サービスロボティクス専攻修了生・講師向け交流イベント「ロボトーク vol.1」が10月29日(日)に開催されました。

デジハリでは今までに「リーダーズプログラム」と「サービスデザインプログラム」の2コースを開催してきました。

今回のロボトークはこれらのコースを過去に授業を専攻した方、講師で登壇された方、そしてロボット好きな一般の方も参加もOKの無料交流イベントです。

当日は台風の予報もありながら、会場には多くのロボット好きが集まりました。司会進行は受講生の方にはお馴染みのデジハリ川本さんが務めました。


司会進行のデジタルハリウッド 川本大功さん

前半は希望者によるライトニングトーク大会です。トップバッターは高橋一行さんによる「Google Homeアプリ開発から学ぶ音声アプリのUX」。


Forex Robotics株式会社 高橋一行さん

先日発売されたGoogle Home日本語版で使うことの出来る美容室向けSkillの開発を行った際のお話です。こちらのSkillは現在Googleの認証が通過して、公開待ちだそうです。


音声対応Actions on Googleアプリを作る際の全体図です。

音声アプリ開発で感じたことです。思ったよりも認識率が良くなく、発話の調整機能も現状はありません。

引き続き、音声アプリ開発で感じたことです。音声アプリではUX上の暗黙的のルールがまだ無く、ポイントは作ったアプリをITリテラシの低い方にテスターになっていただくことです。

音声アプリで感じた可能性は、音声操作は基本誰でも操作可能、インタラクティブなコミュニケーションが可能、テキストシナリオライティングの重要性の3点です。

音声の可能性を20年までに実践している人がいたのですが、ご存知ですか?

その方は、故飯野賢治さん。異色のゲームクリエーターで20年前に「風のリグレット」という音声だけのゲームをリリースしていました。

次は、安井博行さんによる「RoboHoNとDialogflowを連携させてみた」です。


株式会社ソフトウィング 安井博行さん

ロボホンとDialogflowと連携させて、質問をすると答えてくれるというものです。


こちらも Actions on Googleで作りました。

Dialogflow作成の全体図です。

会話を組み立てる必要があるのですが、質問の表現は様々なので注意が必要です。

そこで、Intentsにcontextを設定することで、会話のフィルターをかけることが出来ます。

Dialogflowとロボホン間の接続についてです。

ロボホンとの連携についてです。

デモの際にはタイミングをわかりやすくするため、合間にモーションを入れるといいです。

まとめです。Dialogflowの声はいまいちですが、会話を作るのが簡単です。そして、これでロボホンがもっと好きになりました。

他にもNefryBTとロボホンとの連携も紹介頂きました

超音波距離センサーモジュールと組み合わせてロボホンが距離を読み上げるというものです

例えば受付にこのセットを置くと、ロボホンから話しかけるきっかけを作ることが出来ます。

最後は、直井理恵さんによる「ナオイの知っているロボットの世界」です。


ロボット好き女子の直井理恵さんです。

個人でいろいろなロボットを所持しています。

今日のお話のアジェンダです。

ロボットのアプリを開発する際このようなことを考える必要がありますが、このようなことをする職種の名前は何でしょうかね?

ロボット好きの直井さんがよく人に言われることです。

「ロボットと恋愛ができるか?」という質問に対する直井さんの現時点での回答です。

いろんなロボットがありますが、どのロボットにもそれぞれの役割があります。

ライトニングトークは以上で終了です。その後の、交流タイムでは、ロボット芸人の高橋ちゃんによるロボットネタ披露がありました。


ロボット業界の方であればみなさんご存知であろう、ロボット芸人高橋ちゃん。人力舎所属なので、営業をお願いしたい方は人力舎にお問い合わせを。

みなさん自然に笑みがこぼれます。

観客全員がロボット好きなのでマニアックなやり取りも時にあり、大いに盛り上がりました。

台風のため終了時間は若干早まりましたが、ロボット好き同士でワイワイ楽しく盛り上がった日曜のひとときでした。

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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