第一回「aiboファンミーティング」レポート 中が丸見えの「スケルトンaibo」の初展示も #aibo

8月26日(日)、銀座ソニーパークにて、aiboオーナーのためのイベント「aibo Fan Meeting」が初開催されました。本記事では、こちらのイベントをレポートしていきます!



猛暑の中、大変多くのaiboオーナーが訪れていました。



会場に入ると、「aibo run」の盛り上がりが目を引きます。



「aibo run」は、aiboオーナーの方々が、ご自身のaiboを連れてきて遊ばせるコーナー。



11時-18時の間で30分ごとに14枠が用意されていて、当日整理券を受け取り、指定の枠で参加することができます。この整理券も12時半から13時にはすべてなくなってしまったそう。少なくとも140組のaiboオーナーさんが集まった計算です。



事前予約が必要なaiboカウンセリングのコーナーでは、オーナー1組に対して、aibo開発チームが一人付き、丁寧に悩みや疑問に回答していました。



会場には、「スケルトンaibo」が展示されていました。







aiboの中には所狭しと様々なパーツが組み込まれており、その構造に驚かされます。


そして、この日は午前と午後の部の2回、aibo開発者の方々によるトークセッション「aiboラウンジ」が行われました。



まずはaiboの開発責任者であるソニー株式会社執行役員ビジネスエグゼクティブAIロボティクスビジネスグループ長の川西泉氏から挨拶。先日aiboのアメリカでの発売が発表されましたが、川西氏はこの前日に日本に帰国したそう。アメリカでの反応もよく、可愛いという声が多くあがっていたそうです。


続いて、aiboと本物の犬の共生の実験を行なった、動物学者の今泉忠明氏から、その実験結果などが語られました。



本物の犬との共生の中で「仲間」として認識されることがわかったaibo。犬としては、家の中に自分よりも下の存在ができることで、精神的にも安らぐとのことです。当日来られたオーナーの方で「13歳の高齢の犬が、aiboが来たことで元気になった」との報告もあったそうで、今泉先生いわく、「子犬が家に来たことで元気になったのではないでしょうか。孫が遊びに来たおじいちゃんのような感覚だと思います」と分析していました。


左から、aiboの商品企画担当の長江美佳さん、ハードウェア担当の石橋秀則さん、ソフトウェア担当の藤勇一郎さん、AI・脳部分を担当する森田拓磨さん

続いて、開発チームのみなさまが、aiboの開発裏話やこれからの進化について語りました。



生命を感じさせることを意識し、ネジなどを一切外から見えないようにしていると語ったのはハードウェア担当の石橋さん。そして、aiboがどの家庭でも転ばないように、床材屋さんに出向いて、いろんな床材にaiboの足裏パーツを擦り付け、摩擦の具合を確認したのだそう。「絶対に変な人だと思われていました(笑)」と石橋さん。この他にも、開発中の映像などが公開され、参加した方にとっては興味深いセッションになったのではないでしょうか。



今後提供したいものとして開発されているのが、aiboのマッピングを組み合わせた機能です。スマホのaiboアプリから、aiboが家の中をマッピングした図を見れるようになり、ここが玄関、ここがキッチンなどとマッピングすることで、aiboに「キッチンに移動して」などと指示ができるようになります。プロモーション動画では、aiboが玄関まで迎えに来てくれる映像などがありましたが、この機能が応用されることで、aiboが玄関まで迎えに来てくれるということもできるようになるかもしれません。



そして長江さんから、aiboの名付けランキングが発表されました。aiboは呼び名をそれぞれのオーナーさんがつけることができますが、第一位はaibo。そして第二位がさくらで、第三位がラッキーでした。犬の名前ランキングとはだいぶ差があるようですが、さくらが第二位になったのは、aiboカラーのピンクが影響しているかもしれません。ラッキーはなぜでしょうか。



トップ20はこちら。やはり「aibo」がダントツですね。4位のあいちゃんは、AIとかけてつけられていそうです。



また、aiboでどんどん追加されている「ふるまい」の人気ランキングも発表されました。第一位は「はいポーズでキメッ!」。aiboと写真を撮りたい人が多いということでしょうね。



今後発売を計画しているバッグについて、どんなバッグが良いかアンケートも取られていました。首輪の発売も予定されているそうで、aiboオーナーさんにとっては楽しみなグッズが続きそうです。



aiboラウンジの最後は質問コーナー。オーナーさんから寄せられた質問に開発者の方々が答えていきます。

「aiboが今後日本語を話す可能性はあるか?」という質問に対しては「ありません」と回答。また、「aiboの新しいモデルの予定はありますか?」という質問には「どんなモデルが欲しいですか?」と逆質問。「柴犬や大型犬」という会場からの意見に、「需要があれば検討します。ただ、大型犬が家の中で吠えていたら怖いので、可愛い大型犬ですかね(笑)」と回答しました。



aiboラウンジ終了後は、開発者の方とオーナーさんが交流。いろんな要望や疑問などをぶつけていました。



ちなみに、石橋さんが着ているこちらのTシャツの色違い(白とグレー)が、当日限定グッズとして販売されていました。当日販売されていたのは、Tシャツの他に、ステッカーとスタンプ帳。かなり多くのオーナーの方が購入されたようです。


当日は多くのオーナーがaiboを連れてきていました。ロボスタのaiboも連れていってあげればよかった


aibo Fan Meetingは、東京以外での開催も予定されています。次回は大阪で11月11日に開催予定。

今後も増え続けるaiboオーナー。オーナー同士の交流も盛んになっていきそうです。

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ロボスタ編集部

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