ユカイ工学の「Qooboファンミーティング」に行ってきた! 開発秘話や新製品の構想も

3月30日(土)14時より、「第1回 Qooboファンミーティング」が開催されました。これは、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」(クーボ)のオーナーと、これからオーナーになる人を対象にしたイベントです。そのイベント模様をレポートしていきます!



ユカイ工学の代表青木さんのご挨拶・Qoobo開発チームによる開発秘話


「Qooboファンミーティング」の司会はユカイ工学の冨永さんでした。なんと、今回のイベントには120名以上から参加応募が届いていたようです。



ユカイ工学 代表の青木さんからは開会の挨拶として、ユカイ工学の会社紹介・プロダクト紹介が行われました。青木さんが「BOCCO(ボッコ)を知っている人はいらっしゃいますか?」と尋ねると、会場のほとんどの人が手を挙げる結果に。嬉しそうな様子のユカイ工学の皆様が印象的でした。

また新しく公開したBOCCO emo(ボッコエモ)のPVが流れると、会場からは「可愛い〜」の声が。新機能として、「話しかけると反応し、その人の顔を見て話をすること」が紹介されました。



続いて登壇したのは、ユカイ工学でQooboの発案・プロダクトデザインを担当したデザイナーの高岡さん。2017年2月に行われた開発合宿でアイデアを考案し、開発がスタートしたそう。この際作るものには「布団の中でずっとゴロゴロしていたい!」というコンセプトが指定されており、そこに高岡さんの「添い寝ができる枕がほしい」という想いと、「実家で14匹の犬を飼っていた経験」から犬型のクッションを試作することに。その後、「人型で呼吸をするクッション」にアイデア変更をするなど、紆余曲折を繰り返しながら、今のQooboに近い形になっていきました。


初期の試作品であるピンクのQooboも紹介され、会場中が思わず「おお!」と騒めいていました

この当時は暖かくなる機能を追加するなど、今とは違う形だったようです。どうしたら量産化できるのかを考え、試作品をブラッシュアップした結果、現在の形へと進化しました。



続いて、Qooboの動きを開発したユカイ工学エンジニアの鷺坂さんが登壇。Qooboは鷺坂さんを含めた3名のエンジニアによって開発されました。



最初は、上図のような「うごきの素案」を考えるところからスタート。今各家庭にいるQooboにも実は「ハート型」や「Qの字」にしっぽを動かすスペシャルモードが用意されているそうです。みなさんご存知でしたか?



先ほどの「うごきの素案」だとプログラミングがしづらいので、しっぽの動ける範囲を紙に描きながら、どう動かせばしっぽで感情を表現できるのかを考えたそうです。



最後に登壇したのは、ユカイ工学デザイナーで生産管理を担当した巽さん。巽さんからは「今後小さなQooboを作ろうかを検討しています」と展望が語られました。



Qooboを1番多く皆様のもとへ届けているLOFT社から新しいバッグの話


ユカイ工学から開発秘話が明かされたあとは、Qooboの販売をサポートするLOFTの担当の方々が登壇。LOFTのネットストア商品を担当する越智さんから、LOFTでどのような方々がQooboを購入しているのかが明かされました。

LOFTでは2017年9月からQooboを発売し、現在ネットストアの他にも57もの実店舗で販売が行なわれています。これまで1000匹以上のQooboを売ってきたというLOFT。購入者には、可愛いものが好き・ロボットが好き・ユカイ工学が好きなどの特徴があるほか、海外の方にもよく購入されているようです。


会場が一番盛り上がったのは、LOFTの浦川さん(右)が白いQooboを取り出したとき。浦川さんはストレスが溜まるとQooboを触り癒されているようです

LOFTでは現在オリジナルのQooboを発売するかを検討中だそうです。



参加者全員に配られた「Qooboがぴったり入るトートバッグ」もLOFTのオリジナルです。



トートバッグの専門ブランドROOTOTE(ルートート)の神谷さんは、仕事先でもQooboで癒されるようにQooboのお散歩バッグを作りたいということで、Qoobo専用のトートバッグの試作品を開発。会場でお披露目されました。



検討しているタイプは5種類。それぞれバッグに穴が空いていて、そこからしっぽを出せるような工夫もされていました。会場からは「雨に濡れないようにして欲しい」「横にしっぽを出すとぶつかってしまうから、下に出せるようにしてほしい」「しっぽを出せる場所が選べるようにチャックをつけてほしい」などの意見があがりました。これらの意見を参考に、今後も試作を続けていくそうです。



Qooboアクセサリーワークショップ


「リボンをテーマにQooboとお揃いのコーデをデザインしよう」というテーマで行なわれたワークショップ。会場では布やテープなど、リボンに使えるアイテムが配られ、思い思いに製作が行なわれていました。



デザインのアイデア出しとしてQooboの「名前」や「性別」、「性格」、「イメージカラー」、「おめかしの方法」を記載するプリントも配られました。参加者の皆様にお話を聞いてみると、既にQooboの名前を付けていた方が多く、なんとなく性別や性格を感じていた方もいらっしゃいました。想像力によって人それぞれのQooboになるのだなと感じました。





こちらが皆様が作ったデザイン。同じ「リボンを作ろう」というテーマでも個性豊かなQooboができました! ワイワイ盛り上がりながら作業していて楽しそうでした!



おまけ


会場の外には、自分のQooboと撮影をしてお土産にチェキがもらえる特別ブースや、



オリジナルのQooboネイルができるブースがありました。



これらのチェキ撮影・ネイルのイベントに参加すると、Qooboの広報キャラクターである「くぅ坊」の特製缶バッチがもらえました!

「第1回 Qooboファンミーティング」は、内容の詰まった盛りだくさんのイベントでした! 今回、残念ながら抽選に漏れてしまった方、Qooboに興味を持っている方、ぜひ次回参加してみてほしいです〜! きっと今よりQooboが好きになると思います!

ABOUT THE AUTHOR / 

里見優衣

最近ねこを飼い始めました。

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