【あなたは男顔? 女顔?】顔検索エンジンpictrievを試してみました
Nextremerの村上です。
今回の記事は「顔認識」についてのお話です。
このように聞くと小難しく聞こえますが、顔認識は、「Facebookのタグ付け機能」のように私たちにとって結構身近なテクノロジーとなっていますね。Facebookに写真をアップすると、写っている人を認識し友人名をタグ候補として提示する機能も、顔認識です。今回は、pictrievという顔認識技術を用いたサービスを試してみました。
このサイト、自分の顔写真をアップロードすると、わずか数秒で下記のような認識結果が表示されます。
・男顔か?
・女顔か?
・推定年齢
・似ている著名人
アップロードする写真は出来るだけ鮮明で大きいサイズの画像が良いとのこと。(目と目の間の間隔は80ピクセル以上)画像フォーマットはJPEGでサイズが200Kバイト以下のみ可能。
顔認識の精度は高い?低い?
一人目:28歳男性の場合
結果:14歳の女子(実年齢マイナス14歳)
女らしい度69%? 7割女子です。年齢も14歳と実年齢の半分です!”推定年齢”や”女らしい”という認識結果と、似ている著名人の検索結果には関連がないようですね。年齢も性別もバラバラですし。年を重ねたら、もう少し柔らかめなラッセル・クロウの様になるかも?
二人目:38歳男性の場合
結果:ハタチの男子(実年齢マイナス18歳)
男らしい93%、ほぼ正確、…二十歳はともかく、女性らしさの7%が何を認識して算出されたのか気になるところです。
ここまで体験してみた私の感覚ですが、正解率は低いですね。私はちなみに35歳と実年齢+6歳で認識されました。正解率低いですね!
不必要な顔認識を防ぐには?
pictrievは結構楽しみましたが、冒頭で述べたFacebookの顔認識機能、これ間違えて別人をタグ付けしてしまうという被害も発生していて問題にもなっていますね。テクノロジーの進化は生活を便利にしてくれる一方でプライバシーの問題も孕んでいます。では顔認識されないようにするには、どうすればいいのでしょうか? こんな記事がありました。
「顔認識」されない眼鏡開発 他人の写真への写り込み防止
見ず知らずの人が撮った写真にたまたま写り、インターネット上で公開される。「顔認識」システムの進化で面識がなくても被写体が特定され、いつ、どこにいたのか知られてしまう――。こうした「写り込みトラブル」を防ごうと、国立情報学研究所(東京)と福井県鯖江市の会社が特殊な眼鏡を開発した。
引用元:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H7B_V00C15A8000000/
鯖江市と言えば、言わずと知れたメガネの聖地ですね。どのような技術かというと、
眼鏡のフレーム前面部を上向きに傾け、レンズにフィルターを付けた。光の反射具合を変え、顔と認識できないようにし、ピントが合わなくなる仕組みにした。かけ心地にもこだわり、プライバシーを守るとの意味を込め「プライバシーバイザー」と命名。販売日はまだ決まっていない。
引用元:同上
デジカメを使った実験では、ほとんどのケースで顔の検出をブロックできたとのこと。
プロトタイプの画像がこちら。
レンズ部分が何とも言えない不思議な模様ですね…! 発売日はまだ未定との事です。(2016年2月時点)
Nextremerでも人工知能(AI)活用した実証実験イベントや独自サービス開発をエンジニア主体で行っています。人工知能(AI)やディープラーニングなどの技術の進化は、私たちの住む世界をどのように変えていくのでしょう…その答えを最前列で見たい、関わりたいというエンジニアの方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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株式会社NextreamerNextremer 高知オフィス勤務 村上八恵 / 高知生まれの高知育ち。上京から約10年間広告代理店やワインの輸入業務などITとは無縁の仕事に従事。原宿は代々木公園で出会ったフランス人を1年後に高知へ連れ帰り、2015年7月縁あってNextremerにジョイン。コンテンツマーケティング/リクルート/広報などイロイロ担当、地方創生に燃える「はちきん」です。