デンソーの小型アーム型ロボット「COBOTTA」について調べてみました
デンソーが新事業分野として開発している「COBOTTA(コボッタ)」のパンフレットを知人から頂きました。ちょうどいいので色々調べてみたいと思います。
新事業の取り組みとして開発されているCOBOTTAは、デンソーが従来から開発、製造を行っている産業用ロボットアームの技術を応用して作られた、小型アームロボットです。
名前の「COBOTTA」は「COllaboration roBOT Technology Arm」の略で、人と協同可能なロボットアームを目指しています。
使う人が指が挟み込むことが無いように配慮された形状や、安全な速度を維持するセーフティモーション機能を搭載しています。卓上で使えるように、3800gの軽量化を実現。専用台座を使うことで固定せずに利用することも可能で持ち運びも行えます。
動作は、COBOTTAを動かし、その動きを記憶させて動かすことができ、オープンソースソフトウェアの利用も可能です。
現在はまだ一般発売されておらず、展示会などで見ることが出来ます。ロボスタ編集部も今年5月の「教育ITソリューションEXPO」で実物を見ています。
今年のCEATEC JAPAN 2016での展示では、2台のCOBOTTAによる似顔絵作成デモが行われました。1台がアームの先端に取り付けたカメラで顔を認識し、もう1台が似顔絵を描くというものだそうです。
小型とはいえ、COBOTTAは本物の産業用ロボット。工場で使われている精度と耐久性を持っています。
現在試作品の本体仕様は以下の通り。
COBOTTAのようなロボットアームが一家に一台入って、家事などを手伝ってくれる時代ももうすぐかもしれませんね。
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。