「STAR WARS mobile」レポート(その3) ソフトバンク開発関係者に聞く〜スマホに込めたスター・ウォーズ・ファンへの想い〜

スター・ウォーズ・サーガの世界観をスマートフォンに詰め込んだ「STAR WARS mobile」(スター・ウォーズ・モバイル)。
ロボスタでは二回にわたって製品レポートを紹介してきましたが、今回は最終回、スター・ウォーズ・モバイルの企画を担当したソフトバンク株式会社 プロダクト本部 山田聖人氏に話を伺いました。

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スマートフォンでスター・ウォーズの世界を再現することに挑戦した企画担当のソフトバンク株式会社 プロダクト本部 山田聖人氏




使っていてはじめて気付くギミックが満載

編集部

いきなりですが、この製品に対する「想い」をお聞かせ頂いても良いでしょうか?

山田(敬称略)

この製品は最初に作られたスター・ウォーズ作品(エピソード4)から楽しんでこられた年代の方々を特に意識しています。現在のスターウォーズの魅力に加えて、懐かしさとともに名シーンやキャラクターたちを思い出して欲しいと思って商品化しました。そのためにアイコンやサウンドなど、しばらく使って頂いてから気づくと言った細かなギミックもたくさん入っています。その意味でも長期間にわたって、このスマートフォンならではのギミック探しを楽しんで頂けたらうれしいです。

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着信履歴にも!!

編集部

なるほど。前回までで外観や画面、サウンド・ギミックなど、気付くところは紹介しましたが、改めてこのライトサイド/ダークサイドの2種類の端末について補足を頂けますか

山田

はい。このモデルは、ご紹介のとおり、ライトサイドとダークサイドの2種類を用意しています。購入する方もどちらの機種かを意識して入手されたと思いますので、外観のデザインだけでなく、アイコンやタップ音などもそれぞれのサイドの世界観を意識したデザインを採用しています。
ホーム画面ではシンボルマークをタッチするとアプリ起動のアイコンが表示されるランチャーになっているほか、メールなど様々なアイコンでもそれぞれのものが採用されていますし、どこにそれらの趣向が凝らされているかを、ユーザの方々に是非みつけていって頂きたいと思っています。
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ホーム画面のシンボルマークをタップすると開くランチャー

編集部

ホーム画面の壁紙からして、趣向が凝らされていますね。まるでVRのように視界が変わって面白いです。

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前回解説したようにデフォルトの壁紙はコクピットから見た映画で実際に使われたシーンの景色で、視界に併せて動く

山田

はい。壁紙については視界に併せて動くもののほかに、30種類程度の静止画ピクチャの壁紙も搭載しています。素晴らしい画像ばかりですので、楽しんで頂きたいと思います。なお、スター・ウォーズ・サーガ以外からも1枚だけ画像が搭載されていますので探してみてください。(壁紙の画像はライト版とダーク版で同じもの)

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スター・ウォーズ関連の壁紙が30種、用意されている

編集部

そうそう、そう言えば、前回ライトサイド版のカメラ撮影時のサウンドの正体は何だったのか、教えて頂いて良いですか

山田

あれはR2-D2です。R2-D2が笑いを噛み殺したシーンから引用したものなんです(笑)。

編集部

そもそもR2-D2が笑うようなシーンが思い浮かびません。この数日で息子とスター・ウォーズをエピソード1から見直しましたが、まだまだ勉強不足ですね(笑)




デコメールで利用できるスター・ウォーズのキャラ絵文字

スター・ウォーズのキャラを使ったデコ絵文字も搭載されています(ツムツム風の)。
絵文字は機種やキャリア(ソフトバンクやドコモなど)によってデザインが少しだけ変わるなど、機種に依存した部分があります。そのため、例えばせっかくスター・ウォーズのキャラで笑顔の絵文字を送っても共通絵文字の場合は、一般の携帯やスマホを利用している相手に対して普通の笑顔の絵文字で表示されてしまいます。スター・ウォーズ・モバイルのキャラ絵文字はデコ絵文字を使っているため、実質的には本文中に画像として組み込まれて送信されるので、相手の画面にもキャラがそのまま表示されるので安心です(デコメールやHTMLメールに対応しているのでたいていのメーラーでは相手も利用できます)。

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スター・ウォーズ・モバイル専用のデコ絵文字の入力画面

山田

実は、文字入力の予測変換にも工夫があります。文字入力時に、スター・ウォーズに登場したキャラクター名、ビークル名、名シーンのセリフなどが、変換候補の上位に表示するようにできています。60種類以上の言葉が専用に登録されています。



たしかに、スターウォーズ用語が変換候補に表示されます。例えば、ダースと入力すると「ダース・ベイダー」がもちろん出てきます。

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それにしても日常会話で「ダース・シディアス」を使う人はどんだけスターウォーズ好きのか(笑)!?

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もちろんあのセリフは欠かせない。ほかにどんな単語が入っているか探してみたいところ


山田

ホーム画面はメインで使用するアプリを配置する画面のほかに、横にスライドすると1シートで単一機能の画面が用意されています。天気予報やアラーム、ミュージックプレイヤーなどです。ここにはアイコンは置けませんが、天気のシートあれば実際の天気に併せて画面が変わったりなどの工夫がされています。

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天気専用のシート

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電卓のデザインもスター・ウォーズ感を意識した独特のものに




「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」つき!!映画本編がまるまる1本観られる

編集部

ほかにこのモデルに特別なものは何かありますか?

山田

スマートフォン用ゲームアプリ「スター・ウォーズ フォースコレクション」(コナミ)が予めインストールされています。内容は通常のものと同じですが、ゴールドパックチケットが特典として利用できるようになっています。パスドラ等のゲームアプリでいうところのレアガチャ(一回分)です。通常は市販されないチケットなので、是非ともレアカードをゲットしてください。
スターウォーズアラームは時間を設定するアプリなのですが、スター・ウォーズ用に作り込まれたものです。

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編集部

ゲーム・ファンにとってうれしいですね

山田

また、このスター・ウォーズ・モバイルでは、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(エピソード8)の本編をまるまるダウンロードして観ることができます。しかも、DVD等の特典映像の内容もそのまま入っていますので、楽しんで頂けると思います。




まとめ

前回もお伝えしましたが、スター・ウォーズ・モバイルのスマートフォン端末はシャープ製の「AQUOS Xx3」(ディスプレイは5.3インチIGZO、1,920×1080ドット)をベースに専用モデルとして開発されたもの。メモリは3GB、ストレージは内蔵32GB+microSDXCカード、カメラはメインが2,260万画素、インは500万画素で、OSはAndroid 6.0。防水・防塵仕様で、おサイフケータイ、フルセグ、ワンセグとほぼフル機能をサポートしています。指紋センサーは側面タッチ式で、感度も良好です。
2016年秋モデル発売品と同等のスペックと言えるため、性能面でも十分なものになっています。型番は専用の「SW001SH」となっています。

名作スターウォーズの世界観を存分に堪能できるスター・ウォーズ・モバイルはファン垂涎の逸品。
ただ1点、留意点としては、他の機種と比較するとAndroid OSの新バージョンへの対応などでは、時期が遅くなったり、最新OSへのアップデート対応は行われない可能性があることを購入時に認識しておく必要があると感じました。これはすべての限定モデルに言えることですが、現行のOSや開発環境に併せて作られたモデルの特別な機能は、必ずしも将来の最新OSには適合しない可能性があるためです。
それを理解した上で、常に宇宙の壮大なストーリーを手元で体感したい人にはオススメのモデルです。
それにしてもやっぱり悩むのは・・・ライトサイドか、ダークサイドか。
その決断に、May the force be with you!


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