【音質比較】新旧「Amazon Echo Dot」の音質を聴き比べてみた!

先日より出荷開始となった新型「Echo Dot(第3世代)」と旧型となった「Echo Dot(第2世代)」の音質を聴き比べてみたのでレポートします。

Echo Plus(第2世代)のレビューEcho Dot(第3世代)のレビューEcho SubのレビューEcho Plus2台とEcho Subの組み合わせのレビューも合わせてどうぞ。




左が第2世代。右が第3世代となります。見た目の変化だけでなく、サイズが一回り大きくなり、重さも163gから300gにアップしたことでどんな音の違いがでるのか楽しみです。



まずセットアップを行います。Alexaアプリからデバイス追加メニューを選んで、デバイスに「Echo Dot」を選択、続いて「第3世代」を選び、あとはWi-Fiを確認するだけで準備が完了します。セットアップが簡単なのは好感が持てます。

なお、セットアップするデバイス選択画面では、日本で未発売のEcho Dod Kids EditionAmazon TapEcho Connect、ヘッドホンなども選択できるようになっています。いずれ日本に登場するということかもしれませんね。

実際にそれぞれのEcho Dotで同じ曲を再生させて聴き比べてみました。ぜひ動画で聴き比べてみてください。

左が最新のEcho Dot、右が旧Echo Dotです。楽曲はAlexaのオリジナルソング「テクノロジーの歌」を流しています。第3世代になり最大音量が70%アップしているため、第3世代は音量を小さくして同程度の音量で再生しています。

性能面では0.6インチから1.6インチのドライバーに拡大されたことで、素人が聴いてもスピーカーの音質が向上していることがわかります。最大音量が大きくなったのも非常に良いです。手元に置く小型スピーカーとして価格を考えれば文句はないレベルです。

あくまで感覚ですが、Echo Spotよりも高音質で、Echo(第2世代)やEcho Plus(第2世代)と比べると劣るというポジションのように感じます。音楽を聞くことがメインというスピーカーを選ぶのであれば上位モデルのほうが良さそうです。

なお現在もEcho Dot(第2世代)は4,980円で継続販売されていますが、Echo Dot(第3世代)の5,980円との価格差の以上に音質の差があるのは間違いないと思います。一方、AUXケーブルまたはBluetoothで外部スピーカーに接続して使う場合は、本体スピーカーの性能に拘る必要がなく、あえて安いEcho Dot(第2世代)を選ぶのもありです。またEcho Dot(第2世代)はEchoファミリーで唯一Micro USB給電モデルという良さもあります。手元にあるケーブルから気軽に給電でき、場合によっては車載することもできるので、あえて第2世代という選択もあると思います。

結局現時点でのEchoの購入モデル選択は以下のようなイメージになります。

・Micro USB給電にこだわる場合、
 → Echo Dot(第2世代)
・外部スピーカー接続して使う場合
 → Echo Dot(第2世代)またはEcho Dot(第3世代)
・単体で使う、かつ安いほうがいいが音質には少しこだわりたい場合
 → Echo Dot(第3世代)
・さらに音質に拘る場合
 → Echo(第2世代)
・Echoファミリー最高音質を目指す場合
 → Echo Plus(第2世代)2台のステレオ+Echo Sub追加
・画面が欲しい、かつ安いほうがいい場合
 → Echo Spot
・画面が欲しい、予算はある場合
 → Echo Show(第2世代)

結論、予算内で欲しいものを買えば間違いありません。Echo Dot(第3世代)も他と比較しなければ、小型スピーカーとして文句なしです。

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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