【総力特集】「PALRO」と「Palmi」兄弟ロボット徹底比較! その5 〜ロボットスタート的遊び〜
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「PALRO(パルロ)」と「Palmi(パルミー)」兄弟ロボット徹底比較も最終回になります。開封からスペック比較、起動、開発環境・便利なアプリをご紹介してきました。最終回はロボットスタートらしいレポートをお届けしたいと思います。
折角2台同時にお借りした「PALRO」と「Palmi」何か面白いことが出来ないかと思案をしていました。テーマは『2台同時』に動かすという事。
ということで、やってみました。
2台を一緒に歩かせてみよう!
やっぱり2足歩行ということで、先ずは同時に歩かせてみようということに。
理想は「歩いて!」という言葉を聞いて、それに反応して2台が歩き出すということを目指していたのですが、これが思った以上に難しい…。30回程やって成功したのは、1回だけ。それもやり過ぎてバッテリーが無くなり「お腹が空いて力が入らなくなってきた」となり、実際は失敗してしまいました。トホホ。
気を取り直して、前回ご紹介したアプリ「What’s up?(ワッツアップ)」を使って、同時に命令を出すという形に変更。
そうしたら、出来ました!
(ロボットスタート社内なので、汚いのは大目に見てください。)
これは、何度見てもカワイイですね!!
印象としては、専用サーボで動いている「Palmi」の方が静かな気がします。
1回で歩ける歩数の最大は13歩までとなっています。
うちのエンジニアが時間を作って開発環境から色々頑張ってみたのですが、やっぱり1度に13歩以上歩かせるのは難しかった様です…。
また、何度も同時に動かしたら突然「歩けません」と言われてしまったので調べてみると稼働制限が色々あるとマニュアルにありました。
※表記なしの部分ですが、マニュアルには「早く疲れて、1日の稼働時間の合計が8時間以内でもスタンバイ状態になることがあります」と記されているので、注意が必要かもしれません。
しりとり対決
「PALRO」の特技をなんとなく見ていたら面白いものを発見。なんと「しりとり」が出来るとのこと。最初は人間とやっていたのですが、ふと休憩中の「Palmi」を見て、対決が出来ないかと思い試すことに。
とは言え、お互いしりとりを自動的にすることは出来ないので、「PALRO」は特技の「しりとり」で「Palmi」に関しては上述の「What’s up?」を使って人間が文字を入力することにしました。
しかし、「PALRO」は「Palmi」の言った言葉を分からない様子。正確には、何か音が出ているけどそれが言葉だという言うことを認識していないみたいでした。
諦めかけた瞬間、ロボットスタートにも言葉を話させる事が出来るロボットがいた事を思い出しました。第2弾のスペック比較で出ていたNAOです。
「PALRO」のお題をNAOが返す。もう、なんだか訳がわかりません…。
忙しエンジニアに手伝ってもらい、NAOから言葉を返すと認識するではありませんか。そう考えると人間の脳の処理能力ってスゴイんだなぁと思ってしまいます。
駆け足でご紹介してきましたが、「PALRO」と「Palmi」の魅力が少しでも分かって頂けましたでしょうか。「PALRO」がリリースから5年が経ち成熟し、その遺伝子を継いで先日販売を開始した「Palmi」も負けず劣らず素晴らしいロボットとなっています。諸々のバランスを考えたら最初に家庭に入れるなら、間違いなく推薦したい1台です。
ご無理を言って貸出して頂いた富士ソフトさん、DMM.comさんには感謝の言葉もありません。この場を借りてお礼申し上げます。一緒にロボット業界を盛り上げていければと思っています。
今後ロボットスタートも「PALRO」「Palmi」に対しても様々なサービスを提供していきますので、ご期待ください!
社長、とりあえず1台買いましょう!!!