【ロボットやろうぜ】ロボットスタートアップ事例研究シリーズ「AKA」【Vol.5】
超満員の会場
今年初の『グロスぺ』と『ロボットパイオニアフォーラム』が共催している勉強会「ロボットやろうぜ!」。第5回目の今回は『ロボットスタートアップ事例研究シリーズ』として、「Musio(ミュージオ)」を開発しているAKA社から、Chief Strategy Officer(以下CSO)でディレクターのBrian Leeさんにお話を伺いました。
以前の「ロボットやろうぜ!」レポートもありますので、参考にしてください。(第1回、第3回、第4回)
会場はいつもの渋谷区円山町のグローススペース。
Facebookからの参加申し込みが50名を超え、途中で申し込みを終了するというほど。AKA社、そして発表されたMusioの情報はネットや各種メディアで報じられていますが、コンセプトなどを生で聞くことが出来るチャンスはなかなか無いというのも今回参加者が多かった理由でしょうか。
(こちらが、AKAさんが開発販売されるMusioです)
お話の前に、恒例となっている出席者の自己紹介タイム。
単に話を聞くということではなく、ネットワーキングの場としても活用出来るのが「ロボットやろうぜ」のいいところです。
AKA社、Musioについてのコンセプトを解説
こちらがアジェンダです。
CSOのBrianさんが将来どういう業種に進もうか悩んでいた時に、色々な職業を見ることが経営コンサルタントという職業を選択し、その後自ら最も「ワクワクした」スタートアップ・ロボット・人工知能の方向に進もうと考えたとのこと。
(ちなみにBrianさんは、韓国から京都大学を留学をして軍隊に行った後、野村総合研究所、ボストン・コンサルティング・グループで働いていたという経歴をお持ちです)
AKA社ついての説明です。
日米韓の優秀な人材が集まっている多国籍企業となっています。また、資本に関してもOculusなどにも投資をしているVC(Formation 8)を始めVCやエンジェルなどから出資を受けています。
Musioについての解説です。Androidベースで動くこと、Arudinoが基盤として入っていること、USBポートが付いていること、そして、MUSEという人工知能エンジンを搭載しています。
人工知能「Muse」についてのコンセプト図です。
会話の内容などから推論をするようになり、学習をしていくとのこと。
2モデルタイプで販売を予定
先ずは英語の学習ロボットという位置づけのMusio。どのような販売を検討しているかの話がありまいた。
検討しているのは以下の2パターン。
1つ目は一括販売をするWi-Fi専用モデル。価格は72,000円
もう1パターンはレンタル販売の予定、Wi-Fi以外にもSIMを搭載できるとのこと。こちらは月5,000円程度を予定しているとのこと。
一括は難しいとしても、月額5,000円なら英語のレッスンに通うと思えば手が届きますよね。
販売方法も、B2C、B2B2Cで家庭や教育機関経由での販売だけではなく、B2Bとして小学校や教育機関への販売も検討しているとのこと。
プレゼンテーションの最後ではプラットフォーム戦略についても語られていました。
Musioというロボットをハブにして、ソフトウェア、センサーなどのハードウェア、コンテンツ、APIなど個別に対応していくことを考えられています。
突っ込んだ質疑応答が!
プレゼンテーション終了後は、質疑応答の時間となりました。
ここでは書けないような、コンセプトからハード、アプリケーション、コンテンツ、AI、ディープラーニングなど多岐にわたる内容でディスカッションが行われました。
Brianさんが一つ一つの質問に対して、真摯にかつ丁寧に答えられていました。そのバックボーンの知識量についても素晴らしいと感じました。
この後は、懇親会となり各々意見交換して渋谷の夜は更けていきました。
次回予告
次回の「ロボットやろうぜ」は直近になりますが2月1日(月)に弊社ロボットスタートの北構がお話しさせて頂きます。
詳細などは、こちらです。Facebookで参加予定と表明して頂いて、当日会場までお越しください。
本編のロボットパイオニアフォーラム第7回は2月10日(金)に「ロボット X AI」というテーマで行います。
まだ若干ですが、チケットはありますのでお早目にご購入下さい。
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