【ロボットやろうぜ】ロボットスタートアップ事例研究シリーズ「ロボットスタート」【Vol.6】
ロボスタの秘密(?)に迫る
『グロスぺ』と『ロボットパイオニアフォーラム』が共催している勉強会「ロボットやろうぜ!」。つい先日AKAさんをお呼びして第5回を開催しましたが(以前のレポートは参考にして頂ければと思います。第1回、第3回、第4回)、今回の事例研究の対象となるのは、弊社「ロボットスタート」です。
以前から各方面で「謎の会社」などと言われていると聞いていましたので、今回の「ロボットやろうぜ」で色々ご説明したいと思っていました。
会場はいつもの渋谷区円山町のグローススペース。
前回から間も短く、かつ2月の月初ということで参加申込が少ないかと心配していたのですが、蓋を開けたら超満員ということで、本当に有り難いことです。
今回、お話させて頂いたのは取締役副社長の北構(きたがまえ)です。
この会の特徴ともなっている参加者各々の自己紹介をして本編に入ります。
ロボットスタートのご紹介
ロボットスタートがどんなメンバーで運営されていて、どんなサービスを提供しているかを中心に話を進めていきます。
ロボットスタートのビジョンです。
ロボットスタートの会社概要です。設立して1年と3ヶ月ですが、おかげさまで各種団体に加盟させてもらいました。
併せて、代表の中橋のプロフィールも紹介しました。
続いて、登壇した北構のプロフィールです。
実は、ヤフーの看板サービスの1つになっている「ヤフオク」の立ち上げメンバーの一人なんです。
ロボットスタートはいくつかのサービスを提供しています。それをコンシューマー向け、ロボットデベロッパー向け、ビジネスユーザー向けという切り口で説明しました。
提供サービスのご紹介
先ずはメディアのご紹介。今ご覧頂いている「ロボスタ.info」のご紹介、FacebookなどSNSでのキュレーション、他のメディア(gooブログさん「ロボログ」、LIGさんのテクニカルチャンネル「DevRel」)にも記事を提供させてもらっています。
ニュース以外にもロボアプリのNo.1レビューサイトを目指して、アプリレビューを行っています。
ちなみにレビュー数は現時点で160本を超えています。
ロボスタがデベロッパーの皆さんに受け入れられた理由の1つとして、早い段階でQiita上でChoregraphのAPIを日本語訳にしたものを公開したというのもあります。ちなみにストック数で言うとPepperで2位、Choregraphだと1位となっています。
ネット上だけではなくリアルな場でのイベント運営、参加なども積極的に行っています。
ロボットパイオニアフォーラムも、その1つです。
コンサルティングサービス
続いて、各種コンサルティングサービスについてご説明しました。
ロボットメーカーさんではSotaのVstoneさん
前回の「ロボットやろうぜ」で登壇されたAKAさんのお手伝いをしています。
ただ、内容に関しては求められる点が異なるため、会社さんによって求められるものは全く別物だったりしています。
一方でコンシューマーやビジネスユーザーに向け、ロボットの導入支援やロボットを使った新規事業立ち上げに関するコンサルティングなども行っています。
また、アプリの受託開発なども行っています。
ロボットを使ったマーケティング
ロボットを使ったマーケティング支援なども提供しています。
ロボットのセンサー情報を使って、視界に入った顧客の人数・年齢・性別なそをWeb上で見える化できる「ロボットスタートアナリティクス」を提供しています。
まだまだロボットの公式アプリマーケットに一般のデベロッパーが参入できないという部分もありますが、「ロボットライブラリ」を使えば自ら作ったアプリを公開するのみならず、有料での販売の可能となっています。
完成したアプリでなくても、モーションなどパーツ単位でも公開/販売出来るという点でロボットデベロッパーの方に浸透し始めています。
当初、最も早くサービス展開を行おうと考えていたのが「ロボット広告ネットワーク」。アドネットワーク出身ということで、ロボットアプリを広告媒体にと考えていましたが普及が進んでいない状況です。
ですので、先ずはロボットを普及させるということに注力をしているということだったりするのです。
将来を見据えて
今までは、ビジネスサービスをご紹介してきましたが、未来を見据えたことも行っています。
それが、「ロボットスタートラボ」です。社外から有識者を迎えて、「ロボットが当たり前に何が出来るか」という切り口で研究などを行い、その研究成果をロボットスタートのサービスに反映させていくという機能をもっています。
今後に関しては、「ロボット」という括りだけではなくIBM Bluemix/Watsonを使った汎用会話エンジンや、ロボットがハブになる可能性があるIoTの分野まで研究を広げていっています。
ロボットの現状
ロボットスタートが発表している資料に「カオスマップ」があります。
現在、コミュニケーションロボットでビジネスを行っている、メーカー、デベロッパーなどを網羅しようとしているのがこのカオスマップです、四半期に1度作成しています。
ロボットの市場動向を分析した表ですが、これのみならずSDKなどの開発環境なども積極的に触れることで、コミュニケーションロボットの現状について分析などを継続的に行っています。
最後に改めて、ロボットスタートのビジョンについてお話して本編が終了しました。
質問タイム
これを受けてロボットパイオニアフォーラム・ジャパンの幹事の羽田さんから質問タイムに突入しました。
羽田さんの質問を口火に、会場からロボットスタート自体の質問から今後のロボットについての考え方など、色々な切り口の質問で会場は盛りあがりました。
そして、懇親会へと移行して、意見交換などに花が咲きました。
今回の「ロボットやろうぜ」で、ロボットスタートがどんな会社か、別に怪しい会社でも秘密の会社(NDAで話せない秘密はありますが)で無いことがお分かり頂けれたらと思います。
本編のご案内
2月10日(金)に本編である第7回のロボットパイオニアフォーラムが開催されます。テーマは「ロボット X AI」。今一番熱い分野の一つです。当日近くになると一気に売れてしまいますので、ご興味をお持ちの方はお早めにチケットをご購入下さい。
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