2016年「個人的に」すごいと思ったPepperロボアプリを振り返る

2016年も今年も色々なロボットの現場を見に行きました。今回はPepperに限定して個人的に印象に残ったアプリをご紹介します。




ロボライブ!

アイドルPepperのにこぺっぱーちゃんがラブライブ!を演じる「ロボライブ!」が圧巻でした。


見慣れたPepperが振り付けと衣装と化粧をすることで、リアルなアイドルになれるのがすばらしい!彼女たちを支える愛あふれるプロジェクトメンバーの努力もすばらしかった。現在進行形で見なくちゃならないロボット関連の取り組みだと思ってます。

好きなことに全力を尽くすって最高にカッコイイですね。






DaITaI Pepper

特大ペッパソン2016で披露された作品。Pepperのタブレットにある写真に線を引くと、そのもののだいたいの長さをPepperが手を広げて教えてくれるというもの。


タブレットに長さを数字で表示させないで、手を広げて教えてくれるという手法にグッときました。








スリー・D・ペッパー

こちらも特大ペッパソン2016で披露された作品。Pepperが自分の周りを回りながら360度写真撮影をし、それを3D写真にしてくれるというもの。


Pepperをここまで大胆に動かしたアプリはなかなか見ないので新鮮でした。






バーテンダー for Pepper

年末に飛び込んできたロボアプリです。Pepperが実際にワイングラスを掴んでお酒を注いでくれるというもの。ロボットに厳禁の液体を扱おうって発想はそもそもなかなか出てこないです。


Pepperがものを掴む動作で実際のサービスを成立させた事例はほとんど見たことがなかったので、すばらしいです。



2016年個人的に印象に残ったPepperアプリは以上です。


こうして振り返ってみると、どのPepperアプリもロボットの身体性にチャレンジしたものですね。タブレットで色々と完結してしまいがちなPepperですが、タブレットをフル活用しなくても色々なことが実現できると気付かされた一年でした。


そして、ロボットの身体性を上手に文字で伝えることのできない自分の力不足にも気付かされた一年でもありました。


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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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