イギリスの科学者が「セックスロボットは老人ホームで活用できる」と主張
イギリスの科学者が「セックスロボットは老人ホームで活用できる」と主張しているとMirror Onlineが報じた。
これは、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで人間とコンピューターとの関係を研究するケイト・デブリン博士の主張だ。
デブリン博士は、以下の理由でセックスロボットは有用であると語る。
・セックスロボットは、性犯罪者・小児性愛者をリハビリするために使用される。
・セックスロボットは、性教育が困難な人の理解を助ける。
デブリン博士が高齢者の利用に注目しているのは興味深いポイントだ。
デブリン博士は語る。「私が興味を持っているのは高齢者のためのセックスロボットの活用です。高齢者は、私達と同じように親密さを求める成人である。しかし、高齢者の性については、タブーになっています。彼らは孤独を感じています。私たちはそんな老人たちにセックスロボットを提供できるのです。」
実際、世界各国で高齢化が進む中、この老人の性の問題は深刻さを増していきそうだと思える。
セックスロボットの性犯罪者向けの利用については、再発防犯に役立つと主張する専門家もいれば、犯罪を助長しかねないと懸念をいだく専門家もいる。この点についてのデブリン博士のスタンスは、抑止効果があるのかどうかはまだ研究不足な状況で現時点ではその効果は不明であるという。
以下これまでにロボスタの関連記事でセックスロボットのメリット、デメリットをとりあげてきた。今のところ、専門階の間でもセックスロボットの有用性や問題点は意見が別れている状況ではあるものの、様々な議論が進んでいることは間違いないだろう。
「老人ホーム」と「セックスロボット」・・・ちょっと前では想像もつかない組み合わせの話ですよね。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。