米国で「チャイルドセックスロボット禁止法案」が下院を通過、上院へ

米共和党のダン・ドノバン下院議員によるチャイルドセックスロボットを禁止にする法案「CREEPER法(Curbing Realistic Exploitative Electronic Pedophilic Robots Act)」が話題になっている。



この法案は幼い女児をイメージするセックスロボットを米国で輸入・販売・流通を禁止する内容。イギリス、オーストラリアではすでに禁止措置が実施されているが、米国としては初のセックスロボットを規制に関する法案となる。

法案を提出したドノバン氏は「チャイルドセックスロボットに飽きれば、次は本物の子供に手を出したくなる」、「日常的にチャイルドセックスロボットを使うことで、大人と子供のセックスは普通という勘違いの元になる」と主張している。

また、ドノバン氏はアメリカに輸入されるチャイルドセックスロボットは主に日本・中国・香港製で、米国に輸入する際に品名を「マネキン」と偽るのが常套手段だと語っている。



Change.orgではこの法案を支持する署名が167,000件以上集まっている。

現在この法案は下院を通過し、現在上院での審議に移るところだという。


僕はこう思った:

チャイルドセックスロボットを使うことで性犯罪が増えるという意見も、逆に、小児性愛者にセックスロボットを使わせることで犯罪を抑制することができるという意見もあります。どちらの意見もそれを裏付ける科学的根拠やデータが十分にある状態ではありません。まさに過渡期という状態です。また動きがあればお伝えしたいと思います。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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